オンラインの言語学習プラットフォームである Duolingo は、Drive Capital がリードしたシリーズ E ラウンドで2,500万米ドルを調達した。
今回のラウンドにより、これまで調達した資金総額はおよそ1億800万米ドルとなり、同社によるとバリュエーションは7億米ドルになったという。
Duolingo は2011年にピッツバーグで設立された多面的な言語学習サービスである。ユーザはゲーミフィケーションを通じて、20以上の言語のリーディング、リスニング、スピーキングを学習できる。2年前、Google Capital がリードしたラウンドで4,500万米ドルを調達した際にはユーザ数は1億人を突破した。そして本日(7月25日)、同社はユーザベースが2億人以上に拡大したと明らかにした。
Duolingo の CEO で共同設立者 Luis von Ahn 氏はこう述べている。
5年前の Duolingo 設立時、私たちは世界中の誰もが無料で言語の習得をできるようにしようと決意しました。当時、100万ユーザを達成できれば素晴らしいだろうと考えていましたが、それ以来の実際の成長速度はこうした初期の期待を大幅に上回っています。私たちは持続可能で収益を生むことのできるビジネスを構築していますが、今回の資金調達によってさらに何百万人ものユーザに無料の言語教育を提供することができるでしょう。
昨年、エドテック(訳注:教育とテクノロジーを組み合わせた造語)には多数のベンチャーキャピタルが投資を行った。ここ数ヶ月に限っても、Coursera が6,400万米ドル、Kahoot が2,000万米ドル、Nearpod が2,100万米ドル、Voxy が1,200万米ドルをそれぞれ調達している。Udemy は昨年6,000万米ドルを調達した。
新たに調達した2,500万米ドルを活用して、Duolingo は人材採用と製品開発プランの加速、そして2018年末までに従業員数を現在の80人から150人にほぼ倍増させる予定。
Drive Capital の設立ゼネラルパートナーである Chris Olsen 氏はこうコメントしている。
Drive Capitalでは、初めにマーケットマッピングを行い、次にその分野で卓越したビジネスを展開している企業を探します。Duolingo はまさにそういった企業であり、言語教育分野での明確なマーケットリーダーとして唯一無二の存在になっています。Duolingo は消費者の間で名の知れた主流ブランドに急速に成長しています。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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