Facebook、ビデオチャット用デバイスとスマートスピーカーを開発中か

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匿名の情報筋が Bloomberg に伝えたところによると、Facebook の研究所 Building 8は、ノートパソコンと同じくらいのサイズのビデオチャット用デバイスの開発に取り組んでいるという。情報筋によると、同社はスマートスピーカーも開発中であり、早くも2018年の春には利用開始になるかもしれないということだ。この話が本当ならば、Building 8による初の本格的なハードウェア開発プロジェクトということになる。

つい昨日(7月31日)には、Facebook が会話用 AI と Facebook Messenger チームの強化に向けて AI アシスタントスタートアップの Ozlo を買収したと報じられている。そして1週間前(7月第5週)には、Facebook が Amazon Echo Show に似たデバイスの開発に取り組んでいると DigiTimes が伝えている。

情報筋によると、ビデオチャットデバイスは広角カメラレンズ付きで、ビデオ通話者が共に同じ部屋にいるような感覚を味わえるようにするために開発されているという。Android OS で作動する360度カメラの搭載も検討されている。

Apple HomePod や Amazon Echo と競合することになるこれらのデバイスは、Siri や Alexa と同様、音声認識 AI アシスタントで動作する。情報筋が Bloomberg に伝えたところによると、Facebook がこの領域で多くの競合他社から大きく遅れをとっていることを考えると、ビデオチャットデバイスを優先させてスマートスピーカーの開発は中止されることもあり得るだろう。

これらデバイスの声は、Facebook 製の幅広いデバイス群の中から採用される可能性がある。例えば、まだ完全に配備されていない AI アシスタントの M や、俳優モーガン・フリーマンの声で喋る Mark Zuckerberg 氏お手製の音声アシスタント Jarvis がある。

別の可能性もある。Building 8が Facebook の商品推進に向けた実験やハードウェア研究を行い、開発中のこれらデバイスは日の目を見ないということもあり得る。

Buidling 8で現在行われている他の取り組みには、脳を使ってタイピングしたり文字を感じたりすることを可能にするテクノロジーや、AR、そしておそらく飛ぶテクノロジーなどもある。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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