Google、位置情報共有アプリ「Trusted Contacts(あんしん連絡先)」をiOS向けにも提供

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Google が提供する「あんしん連絡先」アプリ
Image credit: Paul Sawers / VentureBeat

Google は位置情報共有アプリ「Trusted Contacts(あんしん連絡先)」を iOS向け公開したAndroid 向けに同機能が提供されてから7ヶ月後の対応となった。

Trusted Contacts をインストールしたユーザは、連絡先に登録された人を「信頼済み」に指定することで、その人に対して活動ステータスを公開できる。(例えば「最近アクティブ」など。)また、詳細な位置情報の共有リクエストを受けることもできるようになる。

友人や家族らが活動ステータスを参照すれば、当人が安全で問題なく暮らしていることを確認できる。もう一つの機能は、詳細な位置情報の共有だ。位置がわかれば料理を始めるタイミングを計るのに便利だし、あなたが電話に出られない場合、相手を不要に心配させないで済むかもしれないい。あるいは助けが必要な場合は助けを呼んでもらうことができる。

位置情報の共有

ユーザが位置情報の共有リクエストを拒否できるのは注目に値するが、一方で、事前に設定した時間内にリクエストに応答しなかった場合には、位置情報は自動的にシェアされる。以前はデフォルトで5分に設定されていたが、現在では自動的に即時に共有するか、それとも最大1時間までユーザの選択を待つかを事前に設定することができる。この機能は Android アプリにも追加された。

iOS 向けの「あんしん連絡先」アプリ

Trusted Contacts はオフラインでも動作し、その場合は最後に位置が確認された場所が表示される。(例えばインターネット接続が切れた場合など。)

信頼済みの連絡先を追加するには、これまで通りメールアドレスで行えるほか、電話番号も使えるようになった。相手の電話番号を指定すると、SMS の招待状が送信される。相手が承認すれば、相手の名前とプロフィール写真が Trusted Contacts に現れるという手順だ。

Trusted Contacts を使用するには、Google アカウントでログインし、位置情報の履歴をオンにすることが求められる。位置情報の履歴をオンにすると、Google はあなたが訪れた場所すべてを把握し、どこへ行ったかという地図を作れるようになる。こうしたことが嫌いなら、他の位置情報共有サービスを使うべきだろう。例えば Glympse は似たような機能を何年も前から提供しているし、ヨーロッパではフランスの Zenly が人気を集めている

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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