Paktorと17 Mediaの合併法人M17 Entertainment、IVPのリードで4,000万米ドルを調達しKKBOXと提携

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Image Credit: M17 Entertainment

シンガポールを拠点とする出会い系プラットフォーム Paktor と台湾のビデオストリーミングプラットフォーム 17 Media(17直播)との合併法人である M17 Entertainment が、シリーズ A ラウンドで4,000万米ドルを調達した。

このラウンドは日本の VC であるインフィニティ・ベンチャー・パートナーズ(IVP)がリードした。その他の出資者は、Vertex、日本のヤフー、Majuven、Golden Summit Capital、韓国 VC の KTB Ventures など。

M17 Entertainment は今回獲得した資金の一部を日本、インドネシア、香港での事業拡大に活用する予定。しかしながら、中国市場は完全に除外した。

同社はまた、ライブストリーマー、ミュージシャン、著名人など有望なコンテンツクリエイターを対象とした専門的トレーニングとスカウトのためのチームを開設予定だ。

さらに、音楽、解説番組、バラエティ番組、リアリティ番組など独自のコンテンツの制作も増やす計画だ。その戦略の一環として、M17は台湾に拠点を置く音楽ストリーミングサービス KKBOX と提携し、コンテンツ制作への取り組みを加速させる。

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M17 Entertainment の共同設立者で CEO の Joseph Phua(潘杰賢)氏は、公式プレスリリースで次のように述べた。

アジア最大の音楽プラットフォーム KKBOX と協力し、音楽とインスタントメッセージを結びつけるだけでなく、熱意ある音楽クリエイターにより多くの発表機会を提供したいと考えています。

KKBOX 設立者の Chris Lin(林冠群)氏はこう付け加える。

KKBOX グループの KKFARM と KKTV は、M17 Entertainment と共同で独創的なコンテンツクリエイターに出資し、そのコンテンツを KKBOX のメディアチャンネルで放送する計画です。また、才能あるミュージシャンが自分の音楽を披露して歌手としての夢を叶える機会を多く持てるよう、音楽制作の現場もサポートしていきます。

Paktor は昨年末に17 Media の株式を大量取得し、4ヶ月後となる今年4月、同社との合併に踏み切った。M17の目標はインタラクティブなマルチメディアプラットフォームになることだ。

現在同社は、シンガポール、マレーシア、韓国、台湾、香港、インドネシアにオフィスを構えており、総社員数は300名である。

【via e27】 @e27co

【原文】

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