本日(8月25日)午前9時31分付のハンギョレ新聞の報道によると、韓国のイベント開催支援プラットフォームを提供するスタートアップ「OnOffMix(온오프믹스)」代表と副代表が、それぞれ強制わいせつおよび準強姦の容疑で裁判にかけられ、ソウル東部地裁は6月に副代表の準強姦容疑を認め、懲役2年6月を宣告し法廷拘束したと伝えられた。
これに対し、OnOffMix 代表のヤン・ジュンチョル(양준철)氏は、「[ONOFFMIX] 不適切な事件について」というタイトルで、投資家らにメールを送付しており、「記事の内容が大幅に悪意をもって作成されたもので、一人一人に直接連絡し、事業を説明させていただきたい」ことを明らかにしている。OnOffMix 内部関係者によれば、代表は無罪を主張しており、一審裁判はソウル西部地裁で行われているという。
以下、メールのコピーである。
<訳> [ONOFFMIX] 不適切な事件について
メール受信者の皆様へ
こんにちは。OnOffMix 代表のヤン・ジュンチョルです。
まず、申し訳ないという言葉をお伝えしたいと思います。
8月23日付の THE BELL、8月25日付のハンギョレ新聞で OnOffMix に関する不適切な記事が出ました。一部内容について一方的に作成されており、悔しく思っています。直接連絡を差し上げ、状況の事情説明を差し上げたいと思います。
電話差し上げるようにします。申し訳ありません。
<新聞報道の抄訳>
青年スタートアップ経営陣が投資家を相手に性犯罪を犯した容疑で、裁判にかけられた事実が少し日を置いて明らかになった。
取材の結果、OnOffMix の代表(32歳)と副代表(33歳)が同社の投資家に対し、それぞれ強制わいせつ、準強姦した容疑で裁判にかけられたことが明らかになった。ONOFFMIX は、イベント開設者と参加者をつなぐプラットフォームを運営するスタートアップだ。特に、代表は10代で創業したことで名前が知られ、講義や著書を通じてスタートアップ業界における青年メンターの役割を果たしてしてきた。
OnOffMix は、昨年4月に株式を発行し投資家を募集した。不特定多数が投資に参加できるクラウドファンディングの形式で、2週間で合計40人が7億ウォン(約7,000万円)を投資した。短期間で巨額を募集した事例として話題を集めた。
被害者は、そのエンジェル投資家の一人だった。クラウドファンディング終了後、被害者は副代表と彼の友人らと共に酒席を共にした。この席で被害者が泥酔させられ、副代表にホテルに連れられ性暴行を受けたとされる。被害者はこの容疑を立証するために、酒席を持った場所の防犯カメラを確認し、代表が自分の体に触れるシーンを確認した。被害者は、代表と副代表を強制わいせつで告訴していた。
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【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom
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