Snapdeal、デジタル決済プラットフォーム「FreeCharge」を6,000万米ドルでAxis Bankに売却へ

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Image Credit: Snapdeal

インドの e コマースマーケットプレイスを運営する Snapdeal は、同社のデジタルプラットフォーム FreeCharge を、インドの大手民間金融会社である Axis Bank に38億5,000万インドルピー(6,000万米ドル)で売却する取引を結んだ。複数のメディアが報じた。

この買収により Axis Bank は、5,000万人を超える FreeCharge のモバイルウォレットのユーザベース、およそ150〜200人の従業員、そして同サービスのリソースと独占技術を手にすることになる。

昨日(7月26日)の時点で競合 e コマース企業の FlipKart による9億5,000万米ドルでの Snapdeal 買収が報道されたが、今回の売却はそれに続く形で明らかになった。

FreeCharge は、Vodafone、Airtel、Reliance、Idea、Aircel、BSNL などの通信事業者と提携し、プリペイド式携帯電話への入金(チャージ)サービスを消費者に提供しているオンラインプラットフォームである。設立は2010年。

消費者は入金を行うごとに、同サービスのポータルで割引クーポンを取得できる。クーポンは様々な食料品店や小売店などで利用できる。

FreeCharge は2015年に Snapdeal によって初めて買収され、Snapdeal は同プラットフォームを活用してモバイルでの小売ビジネスを拡大した。買収額は4億米ドルと言われている。

今年4月には Alibaba が出資するモバイル決済および e コマースのプラットフォームである Paytm が、FreeCharge の買収に向けて4,500万米ドルから9,000万米ドルの範囲で交渉していたが、不成立に終わっていた。

【via e27】 @e27co

【原文】

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