クリエイターとファンをつなぐ独自通貨「CLAP」開発のOnokuwaが、ティザーサイトを公開——エコシステム参加パートナーの募集を開始

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.9.28

Onokuwa の CEO 石谷優樹氏(左)と COO 森川夢佑斗氏(右)

東京に拠点を置くスタートアップ Onokuwa は28日、同社が開発中のクリエイターとファンをつなぐ独自通貨「CLAP」のティザーサイトを公開し、CLAP のエコシステムに参加するプレーヤーの募集を開始した。

CLAP は、例えばインディーズのミュージシャン・作家・アーティストなど、地道なファン開拓を進めるクリエイターと、それらのクリエイターを応援したいファンをつなぐ独自通貨。現行通貨やビットコインを始めとする暗号通貨とはリンクせず、CLAP に参加するエコシステムの中でのみ通用する。現時点で、このエコシステムに参加することを表明しているパートナーは、IoT スタートアップを支援する ABBALab、出版大手の幻冬舎、インターネット各種サービスの DMM.com、音楽コミュニティサイトの nana music の4社。このうち、DMM.com は Onokuwa が今年8月に実施したシードラウンドに出資参加している(調達額非開示)。

エコシステムに参加するパートナー各社には Onokuwa が API を公開。ファンであるユーザが、パートナー各社のサービス上で「Creator Good」なことを実行すると CLAP が獲得できるしくみだ。「Creator Good」なこととは、例えば、ミュージシャンで言えばライブなどのオフラインイベントに参加するなど、当該のユーザが一定レベル以上のファンであることを確認できる機会を想定。獲得した CLAP をファンはクリエイターの活動支援に使うことができ、将来的には、CLAP が一定の価値に達したファンに対して、クリエイター側から PALC(CLAP の文字列を逆転した呼称)として特典を還元することも可能になるようだ。

CLAP を推進するのは、これまでに複数のスタートアップで実務を経験した石谷優樹氏(Onokuwa CEO)や、自身でも Alta Wallet というビットコイン・ウォレットを開発するスタートアップを運営する森川夢佑斗氏(Onokuwa COO)ら。彼らに加え、自身のスタートアップを持ちながら、あるいは、一般企業に務めながら事業に関わっているメンバーも数名いるようだ。

CLAP のビジネスモデルについてはまだ確立していないようだが、通貨流通による手数料利益などではなく、プラットフォーム運営から得られるファン層の動向データなどをもとに、エンターテイメントビジネスや音楽産業に対してトレンドの指標を販売するなどを想定しているらしい。最終的には、ミュージシャン、お笑い芸人、多方面のアーティストなど、あらゆるものづくりをする人々に利用してもらえる通貨に育てたいと、石谷氏は意気込みを語ってくれた。

Onokuwa では、2017年12月のサービスローンチを目標に掲げている。

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