Uber、シンガポールのタクシー会社ComfortDelGroと戦略的提携に向け交渉中

by e27 e27 on 2017.9.1

Image credit: moovstock / 123RF

配車サービス大手の Uber は、シンガポールのタクシー大手 ComfortDelGro(CDG)と「戦略的提携」に向けた話し合いをしていることが CDG のプレスリリースで明らかにされた。

CDG はいかなる公約もしていないが、この提携には「車両と予約ソフトウェアソリューションの管理」も含まれる可能性があるとコメントした。CDG が1万6,000台のタクシーを Uber のプラットフォームに統合することもあり得る。

可能性のある戦略的提携により、シンガポールのモビリティサービスプロバイダー大手としての地位強化につなげられると信じています。

CDG はこうコメントしているが、交渉は継続中であり、最終決定には至っていない旨を改めて繰り返した。

現在、タクシー乗車数が過去最低に落ち込む一方、何十億米ドルもの資金を抱える Uber や Grab といった民間の配車プラットフォームの参入による競争の激化により、自営タクシーの数が劇的に増え続けている。そのような状況の中、今回の動きが発表された

もし Uber が CDG との契約締結に成功すれば、 同社は新車に一銭も追加投資することなく、同じく配車サービスを提供している主要ライバルの Grab との競争に際して大きな後押しとなる。Uber は自社で車を保有しておらず、民間の車両を購入しないのが普通だが、シンガポールでは、Lion City Rental(LCR)という自社のレンタカー部門を設立した。この LCR は、出火の恐れがある欠陥車、ホンダ「ヴェゼル」 を貸し出していたことが判明し、論争を招いた。

Uber シンガポールは最近、すべてのホンダ「ヴェゼル」車について修理を終えたというプレス声明を発表したが、論点は別のところにある。

ここで大事なのは、取引で得をしている CDG の方にある。キャッチアップの努力が必要なのは CDG だ。Uber にとって、シンガポールの新車に必要な資金は余分な小銭のようなものなのだ。

私は以前、CDG や他の既存タクシー会社が配車サービスへの規制強化を要求することで、自ら深い墓穴を掘っていると書いたことがある。だから、今回の提携が順調に進めば、正しい方向に向かっていると言えるだろう。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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