中国EC大手のJD(京東)、物流サービス拡大に向け無人トラックを展開へ

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Image credit: JD.com(京東)

現地メディアの報道によれば、JD(京東)は木曜日(9月28日)、無人トラックの展開に向け SAIC MAXUS(上海汽車大通)および Dongfeng Motor Corporation(東風汽車)と協力を進めていると発表した。同社によると、運輸当局は公道で無人トラックの運転テストを行っているという。

JD と SAIC MAXUS は、共同で軽量無人トラック EV80 をローンチした。この車は、カメラ、レーダー、センサー、マップ、GPS システムを装備している。また、150メートル離れたところから障害物を検知することができるので、進路を変更したり障害物を回避したりする時間を確保できるとしている。

JD が地元当局とテスト中の無人トラック
Image credit: JD.com(京東)

さらに、前方のカメラを使って道路状況を分析し、信号の色が変わればそれに従って車の動きを変えられる。同社によれば、ルートの調整や車線変更、障害物の回避、駐車場の発見と駐車も可能となる見込み。

しかしながら、緊急時に道路上の安全を確保するために、運転テストは車内にドライバーがいる状態で実施されているという。

JD にはスマートな物流ソリューションに関して野心的な計画がある。ネット通販大手の同社は、農村部にいる人も e コマースを楽しめるようドローンを活用しているが、同時に軽量無人トラックのテストも絶えず行っている。4月には、自社の物流ソリューション開発に向けて独立した専門部門を立ち上げたと報じられている。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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