インドのオンラインアイウェア小売大手Lenskart、3DフェイスモデリングスタートアップのDittoに100万米ドルを投資

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インドの大手オンラインアイウェア小売 Lenskart が、サンフランシスコを本拠とするスタートアップの Ditto に100万米ドルを投資した(少数株主持ち分との引き換え)。Ditto はアイウェアのネット販売業者の試着サービス向けに3D フェイスモデルを開発している。

すでに Lenskart は Ditto の3D 試着サービスを自社ウェブサイトとアプリに導入している。この統合によって消費者とのオンラインエンゲージメントが強化され、消費者はソーシャルメディアで友人や家族と様々な眼鏡を試着した写真を共有できる。

Lenskart.com の設立者兼 CEO の Peyush Bansal 氏は発表について次のようにコメントした。

Ditto は特許取得済みの3D 仮想試着テクノロジーを当社に提供しており、お客様は本当に試着しているかのごとく、180度のアングルから眼鏡をかけた自分をチェックすることができます。これまでに毎日1万回を超える利用があり、このサービスに対する反響は素晴らしいものと言えます。

Ditto はベンチャーキャピタルが支援するテクノロジー企業で、世界中のアイウェア小売店にソフトウェアをライセンスしている。このソフトは携帯やウェブカム、店内キヨスクで顧客の顔のビデオを作成し、顧客は仮想的に眼鏡を試着できるほか、顔を分析して個々人に合ったフレームを勧めてくれる。

同社の3D 試着サービスはユーザの顔を複数の角度から記録し、顔をマッピングする。そしてユーザがフレームを試着すると、画像をスワイプして頭を左右に向けてさまざまな角度から眼鏡をチェックすることができる。また、好みと履歴データを提供し、買う人がもっと短時間で効率的に楽しくフレーム選びができるようにしている。Lenskart.com は2016年からこのサービスを導入している。

2010年に設立された Lenskart は高品質でスタイリッシュなアイウェアの大手オンライン小売企業で、全てのポケットサイズや多様な消費者ニーズに対応すべく1万種類を超えるスタイルを提供している。また、ホームアイチェックやホームトライアルサービスも無料で提供している。

900を超えるネットワークの強みを活かし、Lenskart はインド国内で95以上の都市にわたる350以上の店舗に展開している。

昨年5月に Lenskart は World Bank Group のメンバー企業 IFC がリードしたシリーズ D ラウンドで6,000万米ドルの資金を調達した。その際 IFC は1,700万米ドルを投資している。Lenskart の他の後援企業には IDG Ventures(2011年10月に400万米ドル)、Ronnie Screwvala 氏率いる Unilazer Ventures(2013年2月に1,000万米ドル)、TPG Growth & TR Capital (2015年1月に2,200万米ドル)、Premji Invest (2016年9月)などがいる。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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