日本のキャッシュレス化は世界で9位?、QRとスマホで変わる支払い方法

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2017.10.5

Image Credit : Forex Bonuses

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昨日「ついにモバイルPASMO登場か」という情報がちょいと話題になってました。個人的にはSuicaがあればバスも乗れるし、そもそもなぜPASMOとか別の地域カードが分かれてるのか不思議だったんですが、定期券のことだったんですね。

長年のもやもやが晴れたようで気持ちがいいです。

こういった電子マネーや暗号通貨などの話題がどんどん一般化して、もう現金でどうこうという場面が本当に少なくなってきたように思います。私も以前、個人間決済や送金の手法として出てきたいくつかのソリューションについてレビュー掲載しましたが、店舗や移動といった利用シーンでは逆に現金しか使えない、という状況を避けるようになってきています。たまに地方でクレジットカードすら使えないタクシーに出くわしますが、相当のストレスです。

そんな日本ですが、このキャッシュレス化の状況ってどんな感じなのでしょうか?

これについてちょっと興味深い調査というかレポートが為替取引のサイトForexBonusesというところから出ていて、Business Insiderがより詳しい情報を掲載していました。キャッシュレス化が進んでいる経済大国のランキングで、リサーチ会社の独自調査というよりは、いくつか公開されてるソースから引っ張ってサマリ直した感じのデータのようなので、順位については割り引いた方がいいかもしれませんが考える上での参考にはなります。調査対象はグローバルで20カ国だそうです。

スコアリングの項目として彼らが挙げているのが、1人あたりのクレジットカードの数、1人あたりのデビットカードの枚数、非接触機能が付いてないカードの割合、キャッシュレス支払いの5年間の成長性、現金以外の方法による取引の割合、モバイルペイメントを使用できることを知っている人の割合で、キャッシュレスで支払う人の割合については5倍の重み付けで評価しているそうです。

ランキング6位以降は元のインフォグラフィックを参照ください

で、その評価でランキングするとトップはカナダだそうです。最近、中国の話題をよく見かけていたので意外な部分もありますが、あくまでキャッシュレスですからクレジットカード文化が進んでる欧米の方が上位にくるのは当たり前でした。

面白いのはカナダのキャッシュレスは57%と進んでいる一方、モバイルでの支払いについては認知が39%とあまり進んでいない点です。6位の中国は逆にキャッシュレスはまだ10%程度ですが、モバイルペイメントについては実に77%の人に認知があったりと、クレジットカードとの間でも差があることが伺えます。中国のWeChat PayやAlipayの快進撃は日本でも最近見聞きすることが多いだけにこのあたりの違いには興味をそそられます。

一方の日本ですが、キャッシュレス化は14%と低く、過去5年のキャッシュレス経済の成長は12%と本当にこれで世界9番目なのかと目を疑う低空飛行ですが、ひとつモバイルペイメントへの認知が27%というのはやや納得感が薄いです。いわゆるおサイフケータイ文化はガラケー時代からの伝統であり、これとワンセグ付いてないケータイは買えないという人たちまでいたぐらいですから、もうちょっと数字あってもいいのではないでしょうか。

さておき。

最近では個人間決済の分野からモバイルペイメントの話題はQRコードによる店舗決済に移っており、例えばPAY IDを展開するBASEが開始初日で導入店舗数2000店舗を獲得したり、仮想通貨取引所のbitFlyerはビットコインでのQRコード支払いをビックカメラ全店舗に導入するなど実生活での利用が広がりつつあります。個人的にもJapanTaxiが展開するJapanTaxi Walletはすこぶる便利で、これが使えるタブレットを導入している日本交通のタクシーをわざわざ探したりするようになりました。

今後、仮想通貨による決済事業の変化も当然ながら予想されますので、手数料問題等に動きがあればこの辺りもまた大きく動く可能性があります。引き続き決済や送金は注目テーマですね。

via Business Insider

 

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