コインチェックに西條晋一氏がアドバイザー就任、WiLとして出資もーー仮想通貨戦国時代に向け体制強化

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ビットコイン等の仮想通貨取引所「Coincheck」を運営するコインチェックは11月28日、WiLが運営するファンドを通じた出資を受けたことを公表した。出資金については非公開で、これと同時に同ファンドの共同創業者兼General Partnerを務める西條晋一氏が同社のアドバイザーに就任することも伝えている。

西條氏は2000年に入社したサイバーエージェントにてベンチャーキャピタル事業「サイバーエージェント・ベンチャーズ」やFX事業「サイバーエージェントFX」など、金融に関わる事業を立ち上げた経験を有する人物で、国内を代表するベンチャーキャピタリストのひとり。

2013年に伊佐山元氏や松本真尚氏らと共に立ち上げた投資ファンド「WiL」ではソニーとのジョイントベンチャープロジェクト「Qurio」にて、大企業の技術力を活用したスタートアップを成功に導くなどその経営手腕には定評がある。

コインチェックで取締役を務める大塚雄介氏によれば、今回の出資は資金的な目的というよりはやはりこの西條氏の招聘に重きがあったようだ。

「サイバーエージェントFXをゼロから立ち上げた経験がありますので、これから起こるであろう仮想通貨取引所戦国時代に向けて、採用や広告、金融事業づくりなど様々なアドバイスを期待しています。サイバーエージェント専務取締役やサイバーエージェント・ベンチャーズの初代社長も務められてますので、組織がスケールする際の組織の作り方、事業投資の仕方等をアドバイスいただく予定です」(大塚氏)。

 

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