Twitter曰く「ヘイトや差別などのアカウント認証剥奪はTwitter以外の活動も考慮する」

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Photo via VisualHunt

<ピックアップ> Twitter says you can lose verified status for bad behavior — even if it’s off Twitter

ここ数日、Twitterのヘイトや人種差別に関する対応が話題になっています。白人至上主義者のジェイソン・ケスラー氏のTwitterアカウントの認証バッヂを取り消し、認証ルールそのものを見直すと発表したことが発端。Twitter公式アカウントによる複数に分けた発表ツイートがこちら。

アップデートされた認証アカウントについての規約には、検証のガイドラインとして名前や経歴を偽る情報を掲載しない、ヘイトや暴力、自殺などの表現はNG、といった内容が並んでいるのですが、(※筆者注:記載は英語のみで日本語訳は未記載)ここにひとつ気になる一文が。

「Reasons for removal may reflect behaviors on and off Twitter that include」

Recodeが指摘してたものなんですが「… on and off Twitter」つまり、Twitterを使ってる時以外であったとしても認証解除の対象になりうると明記してるんですね。まあ、普段バリバリのヘイトをかましてる活動家がTwitterだけ「ネコたんかわゆす」という運用をしている可能性はなくもないですが、そんなアカウントであったとしても認証外すかもよ!ということのようです。

いずれにせよ、明らかにおかしな言動や活動をする人はソーシャルメディア、インターネット世界の住人にはなれない、もしくはなれたとしても認められないというひとつの意思表示になるかもしれません。

先日国内でもクラウドワークスがCAMPFIREと協力し、仕事をする人への融資与信をさまざまな情報から設定するサービスの開始を発表してましたし、中国ではアリババグループのAlipay(支付宝)が採用している与信情報が自転車シェアリングサービスなどと連動するなど、インターネットを通じた個人の振る舞いが信用に結びつく世界がもうそこまでやって来ています。

主義主張とは異なる、議論にもならない無分別には一定のペナルティが与えられるのは健康的です。一方で個人の信用に関わる問題を一私企業がどういう基準で判断するのか、こちらの責任も重く、Twitter社がどのような運用を見せるのかジャック・ドーシーCEOの手腕に注目が集まるところです。

via Recode

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