韓国随一のフードデリバリー・アプリ「配達の民族」運営のWoowa Brothers、フードテックの革新に向けNaverから約35.5億円を調達

by beSUCCESS beSUCCESS on 2017.11.11

韓国国内1位のフードデリバリー・アプリ「配達の民族(배달의민족)」を運営する Woowa Brothers(우아한형제들)が、Naver から350億ウォン(約35.5億円)に上る大規模な資金調達を実施した。新株の引受により実施された今回の調達を契機に、人工知能など将来技術と、中小事業者支援の分野で両社間の協力がより緊密になるものと期待される。

Woowa Brothers は Naver からの今回の投資を、「第4次産業革命の時代」を迎えるフードテック分野に画期的な技術革新をもたらすことが期待されている、音声認識アシスタント機能など人工知能技術と自律走行ロボット技術など未来産業競争力を確保し強化するために、集中的に活用する計画である。

配達の民族を始め、プレミアム外食配達の「Baemin Riders(配民ライダース=배민라이더스)」、モバイルナンバーおかず屋「Fresh Baemin(配民チャン=배민찬)」などを運営する Woowa Brothers は、今年はじめから独自の AI プロジェクト Baemin David を発足・活動を始め、業界をリードする企業として、将来変化に積極的に対応する動きで大きな注目を集めてきた。

Naver は、世界的な AI 研究所の Xerox Research Center Europe(現、Naver Laboratories Europe)を買収、フランスのハイエンド音響技術企業 Devialet に出資するなど、韓国内外の技術企業への出資を続けており、人工知能、マシンラーニング、コンピュータビジョン、自然言語処理など、将来技術に対する技術力を確保している。

Naver は出資の背景について、次のように説明した。

人工知能アシスタント、スピーカーなどのユーザ体験で、フードデリバリーは欠かすことのできない重要な要素で、グローバル IT 企業も積極的に投資している分野だ。Naver の未来産業の競争力強化のために、業界1位の配達の民族に戦略的投資を実行することになった。

配達の民族は、Naver Global のパートナーでもある。Woowa Brothers は昨年から Naver の「Amica Project(아미카 프로젝트)」に参加しており、その延長線上で、両社間のフードオーダーやデリバリー分野の協力体制を着実に進めてきた。

一方、Naver と Woowa Brothers は将来の技術競争力の確保に加え、食品業界に従事している自営業・中小事業者のための共生支援の努力にも、両社間でさらに協力を強化していくことができると見ている。

これに関連し、Woowa Brothers の関係者は、次のように述べた。

Naver でも飲食店と連携したサービスを継続的に発展させてきただけに、配達の民族との協力を通じて、今後自営業者が追加負担なしに、事業のより多くの助けを得ることができようにする方案を一緒に模索していくことができると期待している。

配達の民族は、フードデリバリーを行う事業主が、商売に実質的な助けを得ることができる教育の機会を提供する「Baemin Academy(배민아카데미)」をはじめ、過去数年間にわたり自営業支援事業を活発に展開してきており、Naver もまたオープンプラットフォーム戦略のもと、スタートアップや中小事業者とのさまざまな協力プログラムを進行してきた。

特に Naver と配達の民族は、9月に「Naver Partner Square x Baemin Academy 釜山地域特別教育」という名前で、すでに一緒に合同プログラムを進行したことがあり、来年からはさらに協力を拡大していく計画を持っている。

一方、Woowa Brothers のこれまでの調達額は、今回 Naver の資金調達を受けて合計1,463億ウォン(約148.2億円)にまで増えた。Woowa Brothers は、2010年の配達の民族での創業以来、2014年に Goldman Sachs から400億ウォン(約42.8億円)、2016年にアジア最大の投資ファンド Hillhouse Capital(高瓴資本)から570億ウォン(約54億円)など、大規模な資金調達を行なっている。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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