新興国ソーシャルレンディングのクラウドクレジット、フェムトグロースファンドらから約4億円調達——電通ストラテジック・パートナーズと提携

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新興国向けソーシャルレンディング・プラットフォーム「クラウドクレジット」を運営するクラウドクレジットは4日、フェムトグロースファンド2.0 などから約4億円を調達したことを明らかにした。フェムトグロースファンド2.0 は、フェムトパートナーズが GP を務め、新生銀行や大手金融機関などが LP に名を連ねる今年5月に設立されたファンドだ。

今回の調達を受けて、クラウドクレジットでは、ファンド審査プロセスの維持・強化による組成件数および種類の増加、保有ポートフォリオの状況およびリスク・リターンの可視化に係る機能の開発・実装、コンプライアンスおよびオペレーション体制の更なる強化、以上を行うためのファンド組成担当者・金融エンジニア・管理部門担当者等の採用を行い、経営基盤の強化と投資家向けのサービスの充実を図るとしている。

また、クラウドクレジットは電通の100%子会社である電通ストラテジック・パートナーズと提携したことも明らかにした。電通ストラテジック・パートナーズは、昨年4月に設立された、ベンチャー支援を意図した電通の SPC(特定目的会社)である。

クラウドクレジットは2013年の会社設立直後にフェムトスタートアップなどから(1,500万円)、2014年7月、マネックスベンチャーズGCI キャピタル、フェムトスタートアップから資金調達(3,500万円)、2015年3月に伊藤忠商事などから約2.8億円(伊藤忠商事からは約2億円)を調達している。なお、フェムトスタートアップは、フェムトパートナーズのアーリーステージ向けファンドである。開示されているものだけで、クラウドクレジットのこれまでの調達総額は約7.3億円に達する。

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