Pepper元プロジェクトリーダー林要氏率いるGROOVE X、ヒューマノイド「LOVOT」の開発で最大64.5億円を資金調達

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GROOVE X 創業者 兼 CEO 林要氏
GROOVE X の YouTube 動画から

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京を拠点とする GROOVE X は、ソフトバンクで Pepper プロジェクトの責任者だった林要氏が設立したヒューマノイドロボットの開発スタートアップだ。同社は月曜日、最新のシリーズ A ラウンドで43.5億円を調達したと発表した。

このラウンドに参加したのは、未来創生ファンド、産業革新機構(INCJ)、Shenzhen Capital Group(深圳市創新投資集団)、LINE Ventures、第一精工(東証:6640)、Global Catalyst Partners Japan(GCPJ)、台湾の Amtran Technology(瑞軒、台北証取:2489)、オーエスジー(東証:6136)、SMBC ベンチャーキャピタル。

未来創生ファンドは、トヨタ自動車(東証:7203)と三井住友銀行の支援を得て、東京の投資会社スパークス・グループ(東証:8739)が運営するファンドだ。INCJ は、シリーズ B ラウンドで最大21億円を追加投資することに合意している(シリーズ A とあわせ、合計で最大64.5億円)。

今回のラウンドは GROOVE X が2016年に実施した前回のシード調達に続くもので、同社はシードラウンドで未来創生ファンド、Amtran、第一精工、GCPJ から14.2億円を調達している。過去および計画されているすべての調達を合計すると、同社はこれまでに80億円を資金調達したことになる。

月曜日に実施された記者会見で、Groove X が LOVE と ROBOT にちなんで名付けられたヒューマノイドロボット「LOVOT」を2018年末までに紹介し、2019年に販売を開始することを目指すと、林氏は語った。このロボットのコンセプト詳細は明らかにされていないが、新製品は都市生活者のライフスタイルに最適化されたものになるようだ。

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