AIが発音や表現の出来を診断してくれる英会話アプリ「TerraTalk(テラトーク)」開発のジョイズ、国内VC5社から約2億円を資金調達

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AI 英会話アプリ「TerraTalk(テラトーク)」を提供するジョイズは8日、直近のラウンドで約2億円を資金調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、YJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、ベンチャーラボインベストメント、インキュベイトファンド。調達ラウンドは明らかになっていないが、シリーズ A ラウンドと見られる。これは同社にとって、2016年2月に実施したインキュベイトファンドから1.5億円を調達したシードラウンドに続くものだ。

ジョイズは2014年末、イギリス気象庁でデータ解析・可視化基盤の研究開発に従事後、ソニーでエンジニアだった柿原祥之氏(現在、代表取締役 CEO 兼 CTO)らにより設立。2016年に「学問ではなく、ツールとしての外国語」を追求した TerraTalk を AndroidiOS 向けに開発した。ユーザのスピーキングのレベルを「発音」「流暢さ」「表現」の3つに分類してフィードバック、クラウド側に用意された音声認識エンジンがスコアリングしてくれる。

左から:ジョイズ代表取締役 CEO 兼 CTO 柿原祥之氏、取締役 COO 井口一真氏
Image credit: Joyz

TerraTalk は発音や表現の出来を自動的に診断し、英語の苦手を特定・解決することが可能。異なる英語力に対応した100以上のコースがあり、試験や職種など、一人ひとりのニーズに応じて実践的な英会話をいつでも・どこでも・いくらでも学べる点が特徴。特に学校や塾からの支持を多く集め、品川女子学院や日体大柏高校などの先進校が生徒の自習用教材としてテラトークを採用しているほか、世界での活躍を目指すスポーツチームへの導入として、サッカースクール運営国内最大手クーバーや野球教室 BBC、男子プロバスケチーム「千葉ジェッツふなばし」ユースチームなどにて活用されているほか、地方のインバウンド対策への支援も進んでいるという。

ジョイズでは今回の調達を受けて、TerraTalk の機能拡充と、将来に向けた事業基盤の強化を図るとしている。

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