インドネシアのミレニアル世代に特化したニュースポータルを運営する Brilio は本日(1月4日)、ミレニアル世代に向けたクレジットカードサービス比較プラットフォームの FULUS をローンチした。
この新たなプラットフォームは、2017年2月にフィンテックに特化したベンチャーキャピタル Orange Growth Capital から出資を受けた金融サービス比較プラットフォームの Cermati との提携の下ローンチされた。
Brilio の共同設立者で CEO の Joe Wadakethalakal 氏は次のように語る。
弊社が JakPat Mobile Survey と共同で行ったインドネシアの34の自治体の1,024人に対する調査では、約59%のインドネシアのミレニアル世代、とりわけ中流階級において、従来の支払い方法よりも現金以外の支払い方法が好まれていることがわかりました。インドネシアのミレニアル世代の63%はクレジットカードが必要と考えていますが、自分の希望に合ったカードを選ぶのに困難を強いられていることもわかりました。FULUS はそうした問題を解決し、クレジットカードに関する信頼のおける情報源になると信じています。
プラットフォームはクレジットカードサービスの特典、年会費、違約金、発行要件といった情報を提供する。カードは旅行用、特典用、ファーストカード、食事用、払い戻し用、女性向けといった用途別にカテゴリ分けされている。
ユーザはプラットフォームを通じて直接申請もできる。
将来的には、他のタイプの金融サービスもプラットフォームに追加される予定。
インドネシアには、CekAja、HaloMoney、AturDuit をはじめとする金融サービス比較ツールがある。
Brilio の広報担当者は e27に対し、既存のプラットフォームと競うための同社計画についてこう説明した。
Brilio には月間2,000万人以上のビジターがあり、このビジター数が FULUS 開発の強力な礎となっています。Brilio の強力なユーザベースを FULUS のユーザとして最大限に活用していく予定です。
ユーザに公正で独立したアドバイスを提供するのに加え、プラットフォームのユーザエクスペリエンスも頼みの綱だ。
Wadakethalakal 氏と Danny Purnomo 氏によって2015年3月に設立された Brilio は、Brilicious、Brilistyle、Brilio Ngakak、Bawang Bombay、Brilio Video、BRITA、Wajah Indonesia といったメディアで、32のカテゴリー別に記事や動画を配信している。
同社は KapanLagi Network という、インドネシアの地方オンラインメディアネットワークから出資を受けている。
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