GoogleとTemasek、インドネシアのオードバイ版配車アプリ「Go-Jek」の12億米ドルの資金調達ラウンドに参加

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インドネシアの配車サービス大手 Go-Jek は、検索エンジン大手 Google とシンガポール政府傘下の Temasek Holdings から12億米ドルもの資金を調達した、と関係筋の情報としてロイターが報じている

中国のオンラインプラットフォーム Meituan-Dianping(美団-大衆点評)もこの投資に参加しているほか、 Go-Jek の既存投資家である KKR や Warburg Pincus の名前もある。

TechCrunch の情報によると、Go-Jek は昨年5月にも中国のインターネット企業大手 Tencent がリードする12億米ドルのラウンドを企業価値30億米ドルで完了していたが、2つのラウンドが同一であるかは不明だ。

2010年にバイク配車の電話サービス会社として設立された Go-Jek はオンデマンドの携帯プラットフォームに進化し、交通、物流、モバイル決済その他多くのオンデマンドサービスを幅広く提供している。現在インドネシア全域50都市でサービスを展開している。複数の報道によると2018年にはフィリピンに進出する予定だという。

昨年12月の時点で、Go-Jek は90万人のドライバー、12万5,000店以上の提携店舗を有し、プラットフォームでは月間1億件以上の取引があった。

2016年には5億5,000万米ドルの資金を調達し企業価値は13億米ドルとなった。翌年、中国の小売大手企業 JD.com からさらに1億米ドルを調達した。

Go-Jek は最近、インドネシアで3社を買収している。オフライン決済処理企業の Kartuku、決済ゲートウェイプロバイダー Midtrans、現地コミュニティ対応の貯蓄・融資ネットワーク Mapan であるが、決済サービスの強化が目的だった。

【via e27】 @E27co

【原文】

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