ダイエット献立を自動作成するAIアプリ「CALNA」開発のmeuron、プレシリーズAでインテージHDとSBIインベストメントから1億円を資金調達

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CALNA
Image credit: meuron

ダイエットの献立を自動作成する人工知能アプリ「CALNA(カルナ)」を開発するスタートアップ meuron(ミューロン)は17日、インテージホールディングス(東証:4326)と SBI インベストメントからプレシリーズ A ラウンドで1億円を調達したことを明らかにした。

これは、meuron にとって、2015年2月の ANRI、ベンチャーユナイテッド、エンジェル投資家2人からの資金調達(エンジェルラウンド、調達額非開示)、2015年12月〜2016年4月にかけての、ANRI、ベンチャーユナイテッド、BEENEXT からの資金調達(シードラウンド、調達額非開示)に続くものだ。

同社では今回の資金調達を受けて、CALNA のプログラム拡張や、開発およびマーケティングなど全般的な人材の採用の強化を行うとしている。

CALNA の機能
Image credit: meuron

meuron は、以前 BEENOS(東証:3328) でリクルーティング分野を担当していた金澤俊昌氏(現 meuron CEO)が2014年に設立したスタートアップだ。同社が2016年にローンチしたアプリ CALNA では、大手コンビニエンスストア・チェーンで販売される食品や大手外食チェーンのメニューの栄養素含有量をデータベース化。ユーザは身長や体重など必要な17項目の情報を入力するだけで、アプリから体重目標を達成するためのメニュー構成のレコメンドを受け、1ヶ月後の体重予測を得ることができる。ダイエットアプリにありがちな食事を記録する手間を排除し、何をやればいいかの進言に特化しているのが特徴だ。

金澤氏によれば、これまでに CALNA とユーザ間でやりとりされたメッセージ数は1,900万件に達しており、meuron は今後、その会話を通じて得られたユーザ属性や生活習慣のデータを活用することで、新たな事業を開発していくという。また、協業先名は開示できないとしたものの、日本の小売大手と今年中盤に新しい取り組みを開始する予定だという。

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