韓国のカーシェアリングスタートアップSoCar、マレーシアに進出

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韓国を拠点とするカーシェアリングのスタートアップ SoCar は1月3日、今月中に同社初の国外進出先であるマレーシアでサービスをローンチすると発表した。

マレーシアの120地域、240台でサービスを開始する計画だ。登録ユーザは携帯アプリやウェブサイトで利用可能な車や借りられる場所などを確認できる。

同社によると、マレーシアの市街地では人口が密集しており、新たなサービスであるカーシェアリングの成長の潜在性が著しいという。他の東南アジア諸国への進出も検討中だ。

2012年に設立された SoCar は環境にやさしいカーシェアリングコミュニティを構築しており、利用者は同じ方向に向かう人たちと自動車を共有できる。同社の USP は、日にち単位でのレンタルではなく、時間単位にもできることだ。保険による補償も含まれる。

SoCar は現在、韓国の3,200地域で8,200台の自動車サービスを提供しており、メンバーは340万人超にのぼる。

2015年にはアメリカの投資家 Bain Capital から1,800万米ドルを調達した。

カーシェアリング業界で同社は主に GoCar と競合している。GoCar は、ユーザが携帯アプリで車を時間もしくは日にち単位でレンタルできるプラットフォームだ。SoCar と同じようにメンバー制度を設けており、メンバー全てが同社のカーシェアリングコミュニティの一員となっている。ユーザはスマホを使って直接車の予約、開錠、利用ができる。

GoCar のサービス提供地域は、クアラルンプール、モント・キアラ、バンサー、サイバージャヤ、ペタリンジャヤ、KLIA、ランカイ。

2016年2月に、マレーシアの旅行サービスプロバイダー大手 Mayflower Acme Tours が GoCar 株式の55%を取得した

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【via e27】 @E27co

【原文】

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