Spiral Ventures Japan は29日、組成中だった Spiral Ventures Japan Fund 1号(1号ファンドと略す)の資金調達をクローズしたと発表した。調達額は、当初目標額を上回る(オーバーサブスクライブ)70億円。このファンドには、アシックス・ベンチャーズ、セイノーホールディングス(東証:9076)、T8、図書印刷(東証:7913)、森トラスト、中小企業基盤整備機構のほか、名称非開示の国内証券会社や海外ヘッジファンドも出資参加している。
1号ファンドは、X-Tech(ネットとリアルの融合)を重点テーマとして、「業界変革型ビジネス」「新産業創出型ビジネス」の2領域を対象に出資を行う。これまでに、オープンロジ、ビズリーチ、ナーブ、Z-Works、フューチャースタンダードなど19件に合計21億円の投資を実行している。同社では、1件あたりの投資規模の目安をアーリーやミドルで5,000万円〜3億円、レイターで最大5億円としている。
<関連記事>
- IMJ Investment PartnersがSpiral Venturesに社名を変更——MBOにより、名実ともに機動力のある日本・アジアの独立VCへ
- 京都発・EC事業者向け送り状発行SaaSの「Ship&co」、プレシリーズAラウンドでスパイラルベンチャーズから1億円を資金調達
- 「IoTを使った頑張らない介護」のZ-Works、シリーズAラウンドでSpiral Venturesなどから4億円を調達——介護施設115拠点に導入へ
- 物流のクラウド化「オープンロジ」が7.3億円の資金調達、累計調達額は10億円に
- 「LaFabric」展開のライフスタイルデザインが7.4億円調達、オリジナルアパレルのD2Cモデル強化
- インターネット葬儀手配のみんれびが総額10億円を調達——事業拡大と人材獲得へ
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する