人も使った独自の機械翻訳システムを開発するUnbabel、2300万ドルを調達

by Paul Sawers Paul Sawers on 2018.1.15

上: Unbabelのファウンダーたち: Vasco Pedro, Hugo Silva, Bruno Prezado, João Graça

翻訳されたコンテンツを確認するために人間も使っている機械翻訳プラットフォームのUnbabelは、シリーズBラウンドで2300万ドルを調達した。Microsoft Ventures、Salesforce Ventures、Samsung Next、Scale Venture Partners、Notion Capital、Caixa Capital、Funders Clubが今回のラウンドに参加している。

Unbabelは2013年に創業。ニューラルマシン翻訳、自然言語処理、品質推測アルゴリズムを組み合わせて、70以上の言語の組み合わせにおいて翻訳を自動化する。また、世界の言語専門家5万5000名も使っており、全員がプロフェッショナルな資格をもつ翻訳家ではないものの、プログラム参加の上での審査を通った人々だ。

この翻訳システムは、機械が文章を翻訳する、人が精度を高める、機械が再度チェックをするという工程を繰り返して動いている。同社の広報担当によれば、このループが「翻訳が適当とみなされるまで繰り返される」という。この点が、Google翻訳などその他の機械翻訳に比べると「精度がずっと高い」理由なのだとUnbabelは主張する。

Unbabelは、SalesforceやZendesk、MailChimpといったさまざまなコンテンツ管理システム、マーケティングツール、CRMソフトウェアに統合することができる。FacebookのOculus、Pinterest、Rovio、Buzzfeedといった有名なクライアントに利用されている点も誇っている。

活用事例という点では、OculusやPinterestがUnbabelを使ってライブチャットやEメールでのグローバルカスタマーサービスを強化しているように、カスタマーサービスがこの技術においてもっとも大きな強みとなっている。

今回の資金調達のニュースの数ヶ月前には、B2B向けの動画にフォーカスしたサービスを提供することをUnbabelは発表している。これは、多数の言語において、動画や音声コンテンツの文字起こしと翻訳を検索可能かつ時間も表示して行うものだ。

Unbabelのバスコ・ペドロCEOは次のようにコメントしている。

世界最大クラスのグローバルブランドは、異なる地域向けのローカライズをする上で、基本的な翻訳と本当のコミュニケーションの間に大きなギャップがあることを理解しつつあります。自分の言語でコミュニケーションしてもらえないことほど、顧客を遠ざけるものはありません。

今回の資金調達以前には、Unbabelは800万ドルほどを調達しており、今回新たに得た資金は機械翻訳と品質判定技術の開発、新しい地域での営業とマーケティングに活用する予定だという。

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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