「エグジットのみをゴールとしない支援を」ーーand factoryがインキュベーションプロジェクト「&AND INCUBATION」を開始

by SuzukiSekiko SuzukiSekiko on 2018.2.2

2018-02-02 9.25.50
and factory執行役員CFOの水谷亮氏

IoTホステルの企画運営やスマートフォンアプリ開発を事業とするand factoryは2月2日、インキュベーションプロジェクト「&AND INCUBATION(アンドインキュベーション)」を開始することを発表した。新規事業の共同開発などを事業とするQUANTUMおよび希キャピタルパートナーズとの業務提携により、運営される。

&AND INCUBATIONは同社が選定した支援先の企業に対して、1社あたり数百〜数千万円の出資を実施。さらに同社が持つスマートフォンサービスやIoTの活用に関するノウハウなどを提供する。出資の総額などは現段階では設けられていないが、年間では10件程度の出資を目指す予定だ。同社執行役員CFOの水谷亮氏によれば、出資対象はスタートアップやITを主事業とする企業のみでなく、たとえば5年、10年と営業してきたアパレルなども対象になるということだ。

「スマホ活用のノウハウはIT企業以外にも役立つ部分が多くあります。今回のプロジェクトはユニコーンのような企業への投資というよりは、安定しているけど伸び悩みを抱える企業の第二創業などに役立ててもらいたいと思っています。たとえば工場の管理で人の部分をIoT化したり、ECのノウハウで顧客層を広げるといったことができるという考えです」(水谷氏)

2014年に設立された同社は50個以上の自社アプリを開発、IoT体験型宿泊施設「&AND HOSTEL」などを手がけている。今回は事業ノウハウ以外にも採用やコーポレート部分への支援、場合によっては同社とのプロジェクトの発足や開発人員の支援なども検討していく意向だ。

またファンドの形態ではなく、業務提携を実施するQUANTUMや希キャピタルパートナーズとは共同出資しない可能性もあるという。各社が出資先の選定や出資の決定をし、ノウハウを全社で共有する形で運営される。「エグジットを目指す企業だけが対象ではなく、共同開発などで共に取り組みが可能な企業へ出資する」ということだ。

今後出資先はプログラムでの募集などではなく、受託開発事業などで関わりのある企業などから選定していくという。

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