アジアのスタートアップメディアe27、23カ国・地域からエコシステムをリードする100社を決める「ECHELON TOP100」のエントリ受付を開始

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THE BRIDGE のメディアパートナーでもある、シンガポール拠点のスタートアップ・ニュースメディア e27 は毎年、6月下旬にスタートアップカンファレンス「ECHELON」を開催している。ECHELON における活動の一部として、2015年からは、アジア各国の将来を担うスタートアップ100社をノミネートする「TOP100」を展開しているが、今年の TOP100 の募集が始まった。日本予選は、東京都内で4月19日に開催される予定だ。

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2012年にスタートした TOP100 は(ECHELON は2008年に unConference Singapore としてスタート)、これまでに歴代300社以上のスタートアップを輩出しており、それらの資金調達金額合計は1億2,400万ドル以上に上る。日本からはこれまでに、WOVN.io を提供する Minimal Technologies が ECHELON での TOP100 決勝ピッチに出場している。今年は予選開催国・地域が史上最大数の23となり、日本をはじめ、遠くは東はニュージランドから西はカザフスタンまでの有望なスタートアップを網羅する見込みだ。

TOP100 に参加することでスタートアップが享受できるメリットは、e27 や THE BRIDGE を始めとする提携メディアへの露出はもとより、提携会社とのマッチング、投資機会の創出、マーケットアクセスに加え、今年は6月のシンガポール本選までの約5ヶ月間にわたり、インターネット経由のテレビ会議システムを使ったオンラインメンタリングプログラム「TOP100 ACADEMY」が提供される予定。

このプログラムでは、資金調達、オペレーション、ビジネス開発、社風、マーケティング PR の5つのトラックに加え、メンターへの AMA セッション(Ask Me Anything = 私に何でも聞いて)が設けられる。参加メンターは目下調整中だが、Wantedly Singapore の Weiting Tan 氏(参考記事)はの参加が既に決まっているそうだ。

さらに上位100社の TOP100 に選抜されたチームには、ECHELON シンガポール本選が開かれる6月に、ECHELON に先立って、シンガポールのスタートアップハブ複数箇所を訪問するツアーが提供される。

TOP100 の参加には費用はかからない(本選に進んだ際の参加にあたって、渡航・宿泊費用は自己負担となる)。このページから「TOP100 2018 Application(+ Qualifier Roadshow Access Only)」の項目を選んで、必要項目を登録してほしい。参加にあたっては、プレシリーズ A かそれ以前のラウンドであること、プロトタイプがあること、アジア太平洋地域に拠点を置いているか市場展開する可能性があること、英語でピッチができること、など。募集の締切は2月14日まで。

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