個人向けサイト作成サービス「MOSH」が総額2000万円の資金調達を実施、Instagramファーストなサイト作りに特化

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MOSHのチームメンバー、左から2番目が同社代表取締役の籔和弥氏

個人向けサイト作成サービスのMOSHは2月15日、総額2000万円の資金調達を実施したことを発表した。引受先はジェネシアベンチャーズおよびRetty。株式比率や払込日は非公開だ。またサービスの正式版の提供開始をあわせて発表している。

2017年10月にβ版をリリースしたMOSHはヨガのインストラクターや料理教室の先生など、「一芸を持った個人」向けのサイト作成サービス。デザインのカスタマイズは(ユーザーが難しさを感じないよう)あえて出来ない仕組みになっており、場所や値段、写真などの情報を追加するとページを作ることができる。

β版では100人ほどのユーザーが利用した。プラットフォームはInstagramからの動線を意識した作りが特徴だ。Instagramの写真から教室開催の告知などを実施し、プロフィールからMOSHページで情報を閲覧したり、教室参加の予約をすることができる。

β版時のInstagramを使ったユーザーの誘導について同社取締役の籔和弥氏に聞いてみたところ、下記のように答えてくれた。

「Instagramメインで考えているので、女性のフリーランスをしているユーザーが多いです。フォロワーの数が300人ほどでもコアなファンがいる人は定期的にお客さんを呼ぶことができています。ストーリーで告知を共有した後プロフィールに動線をつけるなどの工夫で、サイトのPVも高くでるケースも見られました」(籔氏)。

実際に籔氏が世界を一周した際にTwitterやFacebookなどの文字メインでなく、写真や動画などのビジュアルだけでノンバーバルな自分が伝えられるInstagramを活用していたのがきっかけの同サービス。「言葉で伝えるよりも、動画や写真をメインにした方が相性が良い人たちもいる」と話す同氏。

今後は個人ページに対してのレビュー機能で、講師やインストラクターの評価の見える化に取り組む。また各個人が開く教室のマーケットプレイス化も視野に入れており、レッスン版BASEのような展開も見えるのではないか。現時点で作成に料金はかからないが、月額制やマーケットプレイスからの成果報酬型などを考えている。講師の登録数に関しては2018年に1000人の講師の登録を目指す。

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