「出張カメラマンをスタンダードに」ーープロカメラマンのデータベース&予約システム運営のaMiがメルカリなどから資金調達

by SuzukiSekiko SuzukiSekiko on 2018.3.15

出張カメラマンのデータベース&予約システム「AMI」を提供するaMiは3月15日、総額数千万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。引受先はメルカリ、マネックスベンチャーズおよび個人投資家。株式比率や払込日などの詳細は非公開だ。また、同社の社名をFamarryからaMiに変更したこともあわせて発表している。

同社はフォトグラファーのデータベースと予約システムである「AMI」を軸に、ウェディング撮影予約サービス「Famarry(ファマリー)」、家族撮影予約サービス「emily(エミリィ)」を運営している。2015年初夏にサービスの提供を開始した同社は、ウェディング撮影をきっかけにプロフォトグラファーの空き時間を活用したサービス展開を実施。企業向けの撮影やアジアを中心とした海外でのカップル向けの撮影コーディネート、七五三を中心とした家族撮影などを手がけてきた。

現在は国内外の700名を超えるプロフォトグラファーがAMIへ登録している。また同社のマッチング数は累計1000件を超え、同社提供サービスを経由して月間30万円を超える売上を持つカメラマンも存在する。

同社の調べによれば国内の撮影市場は約1兆円で、そのうち大手のスタジオやエージェント、結婚式場の収益が多くを占めるそうだ。同社代表取締役の藤井悠夏氏は、AMIを使って今後カメラマンのワークスタイルの課題を解決していきたいと話す。

「フォトグラファーがどうやったら活躍していけるか、というプラットフォームのあり方を今後強化していきます。今はスタジオ撮影やパッケージの撮影がまだまだ一般的ですが、ユーザーに出張撮影を提供して、カメラマンがそこで個人として活躍する場所を作れればと考えています」(藤井氏)。

また、仕事が忙しくなってくるカメラマンはデータ管理や顧客とのやりとりのコストの発生が多くなってくる。そういったクリエイティブ以外の部分の補助に関しても積極的に実施していく方向性だ。今までだとスタジオに所属せざるを得なかったカメラマンも、aMiをバーチャルな事務所として活用して欲しいと同氏は語る。

「フォトグラファーの方に向けて日々発生している業務をシステム化してサポートするような、SaaSモデルのサービスも検討中です。データ送付時のデータ管理、納品サービスは特に需要も高いと考えています」(藤井氏)

出張撮影サービスの分野では「ラブグラフ」が注目を集めているが、ラブグラフが「体験を楽しむ日常シーンの撮影」だとすると、AMIでの撮影はむしろスタジオアリスなどの記念撮影のシーンに近いという違いがあるということだった。

今後は調達資金をマーケティングへと充当し、撮影件数の増加とマッチング率の向上などを目指す。また、今回引受先となったメルカリとの取り組みに関しては、暮らしの中の撮影という部分で今後取り組みを検討していく意向だ。

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