シンガポール発ブロックチェーン利用アプリ開発を簡素化するMorpheus Labs、ICOで600万米ドルを調達——Momentum Worksと提携

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ブロックチェーンプラットフォーム・アズ・ア・サービスのスタートアップ Morpheus Labs は、トークンセールの第1段階で6,200イーサリアム(600万米ドル)を調達したと本日(2月26日)発表した。

シンガポールのスタートアップである同社の声明によると、2月に開始され2月24日に終了したプライベートセールでは、限定招待を受けた世界中のサポーターからの書面によるコミットメントでこれまでに3,000万米ドル以上が集まった。

パブリックセールは3月24日に開始し、4月15日に終了する予定。

Morpheus Labs はイニシャル・コイン・オファリング(ICO)で2,500万米ドルのハードキャップを狙っており、トークンセールで提供される予定の2億5,000万 Morpheus Infrastructure Token(MITx)を含めて、総計10億 MITx を目指している。取引はイーサリアムを使用し、1イーサリアム=8,000MITx トークンのレートで可能。

Morpheus Labs の設立メンバー Branson Lee 氏は e27に対し次のように話した。

この目標額を私たちは達成すると確信しています。まだロールアウトには含まれていない国がいくつかあります。限定招待方式を取っているのはそのためです。

トークンセールに引き続き、一般対象のトークン生成イベント(TGE)もローンチされた。これは3段階に分かれている。第1段階は現在進行中で、3月9日まで、35%のボーナス付きで行われる。第2段階では20%のボーナスが提供され、3月9日から3月23日まで続く。最終段階にはボーナスはなく、2018年4月15日まで行われる予定。

また、Morpheus Labs は、シンガポールに本社を置くベンチャービルダー Momentum Works と協力してアジアの ICO プロジェクトを率先していくことに合意する覚書に署名した。この協力により、同社は収益創出企業やアジアで最も優れた才能ある人材と関わることが可能となる。

設立者らによれば、Morpheus Labs は多方面の提携専門家からの助力や一般ユーザからのフィードバックを収集することにより、各企業がそれぞれ必要とするサービスやアイデア、ツールを獲得できるよう支援するという。結果として企業は、比較的短期間で幅広く革新的アイデアやソリューションを集約できるようになる。

また、ユーティリティベースのプラットフォームである Morpheus Labs を利用すれば、開発者を雇い、長い時間の後にブロックチェーンがようやく使用可能になるという現在のブロックチェーン・ノードの導入過程に比べて、企業は社内ブロックチェーンアプリケーションを迅速に実験、開発、活用できるようになるという。

【via e27】 @E27co

【原文】

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