「ピッツバーグに引っ越そう」ーーシリコンバレーの高速道路で移住を促す広告が増えている理由

by VentureBeat ゲストライター VentureBeat ゲストライター on 2018.3.26

シリコンバレーの生活費の上昇が止まらない中で、アメリカ国内の他の地域に拠点を置くテック企業は、より良い生活の質を掲げて就業者を他都市に移住させることに必死だ。

先週は、言語学習プラットフォームを開発する Duolingo が、サンフランシスコの高速道路 101 に広告を掲げた。その内容は、地元の人に同社が本社を置くピッツバーグに移住するように促すものだ。ピッツバーグでは「テック業界で仕事ができ」かつ「家も所有できる」と、その広告は強調する。

DuolingoのCEO、Luis von Ahn氏がVentureBeatの取材に対してEメールで回答した内容によれば、今回の広告を出すきっかけとなったのは、ピッツバーグに移住した同社の社員にとって移住の決定的な要因となったのは住宅コストの安さであったことを知ったことだった。

Von Ahn氏は、ピッツバーグ拠点の社員の85パーセントが、他都市から移住したという。社員は110名だが、多数の社員はピッツバーグ外から働いている。

Von Ahn氏は次のようにいう。

「Duolingoに最近加わった社員の一人は、ベイエリアから移住してきたのですが、移住後すぐに一戸建ての家を買いました。彼は、以前はそんなことができると思っていなかったといいます。ですが、ピッツバーグで彼は手頃な値段の広い土地の家を見つけ、住宅所有者になり、犬のための広大な庭を持てるというチャンスに飛びついたのです」

Zillow によれば、ピッツバーグの家の平均価値は 13万2400ドルで、2016年からは10.4パーセント上昇している。

一方、サンフランシスコの平均住宅価値は129万ドルで、前年比10.8パーセント増だ。サンノゼは、平均価値は23.9パーセント上がって、今では110万ドルとなっている。

テック企業が多いエリアに住むために小さな家に落ち着くことも厭わない人もいる一方で、移住トレンドを見ると、そうした人は少なくなりつつある。2016年と2017年では、サンフランシスコ・オークランド・ヘイワードエリアから出て行く人の方が、入ってくる人よりも多かった。

Duolingoは、サンフランシスコでテック就労者に対して移住を促す広告を掲げた最初の企業ではない。

実際、昨年10月にはニューヨークの非営利団体 Civic Hallのファウンダーである Andrew Rasiej氏が 高速道路 US 101の広告看板を買って、“We Want you in NYC”という名前のウェブサイトをチェックするように呼びかけた。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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