Twitterで拡大する「ICO詐欺」アカウントに運営が取り締まり本腰ーーではその解決方法は?

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<ピックアップ:Twitter says it will stop cryptocurrency scams by removing manipulative accounts>

先日、とある取材で「暗号通貨関連の広告はTwitterが一番効率いい」という話を聞きました。実際、オフィシャルのブログ記事でも言及されている通り、Twitter上でのビットコインに関する話題は2017年頃から急激に拡大しているようです。

で、当然のことながら増えてくるのがややこしい人たちで、ここ数日、海外メディアを中心に話題になっているのがいわゆる有名人を語ったTwitterアカウントの停止や詐欺行為についてです。

The Vergeの記事にも書いてありますが、イーサリアム共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏をはじめ、イーロン・マスク氏やジョン・マカフィー氏といった有名人アカウントを偽装して暗号通貨を騙し取る例が複数出ているようです。これに対してTwitterがこういった詐欺的な操作をするアカウントを認識しており、停止等の措置を講じると取材に回答。

ま、当然ですが。

一文字変えたようなよく見ないとわからないアカウントを用意して、小さい量の暗号通貨をアドレスに送るとその数倍を戻す、という「いやwwwwwだれがwwwwwそんなのにwwwww送るねんwwwww」という声も聞こえてきそうなぐらいの直球勝負なんですが、こういうタイミングでやられるとぱっと見で結構わからないんですよね。

また、こういういわゆるフェイクな情報というのは真実に比較して拡散しやすいという研究結果もあるぐらいなので、ICOのように気軽にピアで送金できて匿名性が効いてしまうような案件だと、結構な確率で被害が拡大してしまう可能性も否定できません。実際、Facebookは少し前にICO関連の広告をストップしています。

じゃあどうしたらいいか?これに素晴らしい回答を用意してるのがやはりこの方、ヴィタリック氏なんですね。

先日、同氏がバンコクのカンファレンスで登壇した際に、このフェイク・アカウントの対策についてアイデアを語っていたそうです。簡単に言えば暗号通貨のインセンティブを用意してコミュニティの力でスパムを受け取らないようにする、というものなのですが、書くと長くなるので、その具体的な方法についてはぜひこちらのレポートをご一読いただければ。天才ですね。

via The Verge

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