AppleのHomePodへの痛烈なレビュー後、Siri部門の求人が激増中

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Appleのデジタルアシスタント HomePod の性能の悪さに対する痛烈な批判が起きたあと、Appleは最近 Siri の部署の採用を強化したことをデータ分析サイトの Thinknumが発見した。

Siriに特化した採用は、現時点で「最高記録」であると言われており、現在161のポジションが掲載されているという。この数は先月に比べて24パーセント高いものだ。

HomePodに対するレビューで声によるリクエストの処理能力のひどさが指摘された直後の2月中旬以降、AppleはSiriのエンジニアとマネージャーを新たに採用する努力を加速しているようだ。何十というポジションが2月に投稿されたが、その多くはまだオープンな状態であり、ここ最近の2日間でも20近くのSiri関連の仕事が投稿されている。

Thinknumのジョシュア・フルリンガー氏はこうコメントする。

「Siriをスマートにしようという、Appleの確固たる姿勢であることは間違いないでしょう。少なくとも、これまでよりもスマートにしよう、という考えです」。

AmazonのAlexaやGoogleのAssistant、MicrosoftのCortanaに比べると後発とみなされていることは「公然」であるというフルリンガー氏はいう。HomePodは、自宅のオートメーションタスクに対応する上で苦戦してきた。「私たちの採用データから見れば、Appleはどこを改善するべきかを理解しているのは明らかです」

Appleの求人ページには、Siri部門だけでも100以上のオープンポジションが掲載されている。AIエンジニアから、Siri関連のその他のポジションまで様々だ。ほとんどはApple Parkキャンパスでのポジションだが、他国の駐在ポジションも少数ながら含まれている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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