デジタル政策における欧州の未来構想は?ーーブロックチェーン、AI、5Gなどで新たな協定の締結を発表

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Image Credit: Wikimedia Commons

EUのリーダーたちは、共通のデジタル政策に関してメンバー間で分裂している状態を統一するため、新興テクノロジーにおける欧州の優位性を高めるための一連の計画を発表した。

ブリュッセルにおける年次デジタルデイにおいて、欧州議会は、いくつかの主要な協定を結んだことを発表した。

主なものは以下の通りだ。

  1. 欧州の25カ国が、人工知能に関する協定に結ぶ
  2. 欧州の22カ国が、新たな欧州ブロックチェーン提携に署名
  3. ゲノムデータバンクの作成を含む、新しい eHealth イニシアティブに13カ国が署名
  4. 研究所におけるブレークスルーをスタートアップに転換させるスピードを速めることを目的とした、Innovation Radarと呼ばれるイノベーションに関する協定に欧州の17カ国が署名した。
  5. 次世代のワイアレスネットワークと自動運転車の展開を加速するために、コネクテッド運転、自動運転のための国境を超えた5G地帯をつくる契約を結んだことを欧州の数カ国が発表した。

過去数年にわたって、EUは Digital Single Marketの創造を探求してきた。モバイルテクノロジー、ジオフェンシング、デジタルコンテンツ、プライバシーといった領域において、共通のデジタルルールをつくるためだ。同時に、欧州のスタートアップエコシステムは、EUによる多額の投資の恩恵も受けて成長してきている。EUは地域経済の活性化のために、起業家に期待を寄せている。

今回の発表の前には、今後数年にわたって欧州拠点のベンチャーファンドに資金を投入するVentureEuという名の 26億ドルのファンド・オブ・ファンズの立ち上げが発表されたばかりだった。

関連記事:米国との投資格差を埋めるため、EUがファンド・オブ・ファンズ「Venture EU」に21億ユーロ(約2,780億円)を投入すると表明

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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