AIタブレット教材「Qubena(キュビナ)」開発のCOMPASS、シリーズBで6億円を調達——楽天共同創業者の本城慎之介氏が、社外取締役に就任

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人工知能(AI)型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を開発する COMPASS は13日、シリーズ B ラウンドで6億円を調達したと発表した。調達期日は3月30日で、このラウンドに参加したのは、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、加賀電子(東証:8154)、日本インパクト投資、楽天共同創業者の本城慎之介氏、算数オリンピック理事の髙濱正伸氏で、調達金額は6億円。リードインベスターは不明。

これは、COMPASS にとって2015年6月に実施したシードラウンドでの4,000万円の調達(インフィニティ・ベンチャー・パートナーズと氏名非開示の個人投資家1名が参加)、2017年3月に実施したシリーズ A ラウンドでの2.2億円の調達(氏名非開示の個人投資家7名が参加)に続くものだ。通算での外部資金調達金額は、8.6億円となる。

COMPASS が開発する Qubena は生徒がタブレットに入力した解答や、それに至るまでのプロセスなどの情報を収集・解析することで、個々に最適な指導を行うことを目指した AI を用いたタブレット教材。今回調達した資金を使って、Qubena のコンテンツの拡充、新たな教科・教材の開発を加速、新規事業への積極的参入などを視野に入れた事業拡大や人材採用を行うとしている。

なお、今回のラウンドで個人投資家として参加した本城氏は、COMPASS の社外取締役にも就任する。本城氏は楽天を共同創業し取締役副社長を務めたのち、現在は、軽井沢風越学園設立準備財団の理事長を務めるなど教育畑を歩いてきた人物だ。また、個人投資家として参加した髙濱氏は、学習塾「花まる学習会」や進学塾「スクール FC」を設立し、会員数20,000人超に上る塾組織の経営に成功している。

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