デジタル通貨取引機能を搭載するチャットアプリ「Consentium」、ICOでさらに1,000万米ドルを調達——先月来の調達総額は2,000万米ドルに

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ユーザ間のマルチデジタル通貨の転送を可能にするモバイルチャットアプリ Consentium は4月10日、ICO を通じ追加資金1,000万米ドルを調達し、プライベートセールからの合計資金調達額は2,000万米ドルとなることを発表した。

先月上旬、シンガポールに拠点を置くこのスタートアップは、ICO プライベートセールから1,000万米ドルを確保したばかり。

Consentium は、ユーザ間のピアツーピア(P2P)・マルチデジタル通貨転送を可能にしている。また、強力なアプリ内コミュニティを作成、育成するためのインセンティブとして、取引手数料の再分配プログラムも提供している。上質なコミュニティグループの作成に基づいた報酬システムを採用しており、これはユーザ数とアプリ上のユーザ評価で構成される。

Consentium のユーザ間の仮想通貨の転送では、手数料はわずか1%だ。料金は送信側と受信側の両方で平等に負担する仕組み。

すべての取引手数料は、オフラインのコールドウォレットを使用してディストリビューションプールに入る。転送とストレージは、セキュアな暗号化環境を介して行われる。ディストリビューションプールから毎月の資金が解析され、事前に設定した基準に基づいてコミュニティの作成者とユーザに完全に割り当てられる。

2018年3月、Consentium はウォレットの暗号化方法を主とした全体的なセキュリティ管理を行うため、ThothTrust とのパートナーシップを発表した。ThothTrust は、カスタマイズ可能なセキュア暗号化(CSC)製品を通じて、同社の重要仮想資産を保護するためのコンサルテーションおよびカスタマイズサービスを提供している。このセキュアで保護されたハードウェアサービスは、Consentium とそのユーザのために仮想通貨取引を保管、処理、実行する。ユーザがこれらのサービスにアクセスするには、セキュリティで保護された ID が必要だ。

同社は現在、中国、日本、韓国への進出を進めている。

【via e27】 @E27co

【原文】

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