Facebook広告収入の90%以上は「モバイル」からーーMAUは22億人、DAUは14億人に

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Facebookがモバイル・ファーストの企業に変身した、という確たる証拠が必要であれば、2018年の第1四半期の収益を見ればいい。それがうまくいったことに気がつくはずだ。

Facebookは、直前の四半期に11億9700万ドルの収益と49億8000万ドルの利益を計上した。ーーそしてその広告収入の91%はモバイルからのものだったと公表している。

2012年第3四半期にFacebookは初めて広告収入の内訳を明らかにし、そこでのモバイル比率は14%だった。それ以来、四半期ごとにその比率は増え続けるもののここ数年は減速に転じており、1年前には85%だった。しかしこの四半期でついに、モバイル経由でのFacebook収益比率が9割台に突入した。これは同社にとって初のことだ。

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そしてさらにFacebookは今日、マンスリーアクティブユーザー(MAU)が22億人(前年比13%増)、デイリーアクティブユーザー(DAU)が14億人(前年比13%増)となったことを発表している。一方でFacebookはモバイルユーザー数という概念を捨てている。これは恐らくほとんどのユーザーがモバイルになってしまったからだ。

成長率以外という点でFacebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、先週に巻き起こった議会証言の2日間示唆する発言をしている。

「重要な課題に直面しているにもかかわらず、私たちのコミュニティとビジネスは2018年、強力なスタートを切りました。サービスが正しく使われているかどうかを知るために、責任と投資について幅広い確認を実施します。これからも人々がつながり、地域社会を強化し、世界をより緊密にするための新しいツールを構築し続ける必要があります」。

Facebookがこれまで達成してきた手法の数々がモバイルへのピボットへと繋がっている。直前四半期に達成した90%という数字は、多くのモバイル・マイルストーンのほんの一例なのだ。同社は、2016年11月に月間10億人のモバイルユーザーを獲得し2016年7月には1日に10億人を達成、2016年1月にはモバイルユーザーが全体の半分を占めるまでになった。

大きなマイルストーンが始まったのは確かに2016年かもしれないが、モバイルへの移行はそれよりずっと前から始まっている。なぜならザッカーバーグ氏は2014年4月に早くも「モバイル企業である」という旨の宣言を出しているからだ。同社にとってモバイルというのはずっと前からの主要戦略だったのだ。

【原文】

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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