MF KESSAIとソフトウェア品質保証大手SHIFTが業務提携、IT業界に特化したキャッシュフロー改善支援サービス「SHIFT KESSAI」を立ち上げへ

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2018.4.10

左から:MF KESSAI 代表取締役社長 冨山直道氏、SHIFT 代表取締役社長 丹下大氏、マネーフォワード 代表取締役社長 CEO 辻庸介氏

マネーフォーワード(東証:3994)傘下の企業間後払い決済サービスに特化した専門子会社 MF KESSAI とソフトウェアの品質保証サービス大手の SHIFT(東証:3697)は10日、都内で記者会見を開き、IT 業界の資金繰り改善を目的とした債権買取による早期入金サービス「SHIFT KESSAI」を開始すると発表した。今年5月中のサービス開始を予定している。

日本のソフトウェア開発業界は多重下請構造により、階層構造の下層に位置する実績の浅い開発会社や小規模開発会社は、キャッシュフローが安定しづらく資金繰りに苦労するケースが散見される。また、開発会社は無形資産が多く担保設定が難しいため、金融機関からの融資を受けることが困難なケースも少なくなく、技術力があっても大きな案件に関わることができず、事業成長を阻害する要因になり得るのだという。

SHIFT 代表取締役社長 丹下大氏

両社は今回の業務提携により、MF KESSAI が提供する財務与信、SHIFT がソフトウェアテスト事業を通して蓄積したデータ(金融機関では得られない開発案件やエンジニアの実績データ、企業の実績データ)を組み合わせることで与信を実施し、開発会社の債権買取や入金早期化を支援する。SHIFT 代表取締役社長の丹下大氏は、34,000社ある開発会社のうち、約1%に相当する企業が1年間の間に倒産しているとし、SHIFT KESSAI で開発会社の経営を支援することで、IT 業界全体の生産性向上に寄与したいと抱負を述べた。

MF KESSAI は昨年6月、親会社であるマネーフォワードがこれまでに培ってきたデータドリブンなアプローチのノウハウを取り入れ、企業間における買掛金売掛金回収のサイト短期化と与信リスクの最小化を行うサービスの提供を目的として設立された。今回の SHIFT との提携のように、各業界の企業(プラットフォーマー)と提携関係を結ぶことで、業種や業態に最適化された資金問題の解決を支援するサービスの展開を目指すとしている。

MF KESSAI 代表取締役社長 冨山直道氏

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