地元メディアによると、家電会社の Xiaomi(小米)は、推定時価総額650〜700億米ドルで香港市場への上場を申請中と噂されている。この報道では、同社がその準備の最終段階にあり、最も早い場合で5月までに上場申請する計画中だと伝えている。中国本土でも上場する意図があるようだ。
同社からはこれまでに正式なコメントは得られていない。
Xiaomi は香港で、時価総額ベースで12番目に大きな企業となる。今年はじめ、同社の時価総額は投資銀行の承認の後、2,000億米ドルに届くだろうとの報道が複数あった。IPO のタイミングについては、多くの憶測があった。2016年、Xiaomi の創業者で CEO の Lei Jun(雷軍)氏は、2025年までは上場させる意思が無いと語っていた。
昨年、Xiaomi は Hurun Research Institute(胡潤研究院)によって、中国の三大ユニコーンの一つに数えられた。そのときには、1位から3位までの座を独占した Ant Financial(螞蟻金融)の半分に相当する300億米ドルの時価総額があるとされていた。
今年はじめ Lei 氏は、Xiaomi は2017年の折り返し点を経て、中国でナンバーワンのスマートフォン生産会社に戻るだろうと語っていた。世界のスマートフォン市場が停滞する中、Xiaomi の2017年の出荷台数は、年次ベースで96%以上増加した。Xiaomi は89社への投資を通じて、その製品ポートフォリオを急速に拡大してきた。これらの投資の多くは Xiaomi 設立以来、インキュベータを通じてのものだった。
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