英単語アプリのmikanが社名をYenom(エノム)に変更、ビットコインウォレットアプリを公開

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英語学習アプリを開発・提供するmikanは4月5日、同日付で社名をYenom(エノム)に変更すると発表した。現在同社はビットコインウォレット「エノム」を開発、提供開始しており、これに社名を合わせた形になる。なお、英語学習アプリについては引き続き提供を続ける。なお、Yenomは「Money」を逆から読んだもので、「既存の貨幣構造のあり方をひっくり返す」という意味が込められている。

エノムは、ビットコインキャッシュ(BCH)の送信、受け取りができるウォレットアプリ。サービス名はビットコインウォレットとなっているが、使える暗号通貨はビットコインキャッシュのみとなる。シンプルな設計で、ユーザー登録等の必要はなく、アプリを立ち上げると受け取りに必要なアドレスがQRコードで表示されるので、それを送信側から読み込めばビットコインキャッシュを送ることができる。

ウォレットから送信する場合も画面を右にスワイプすればQRコードリーダーが立ち上がるので、そこから送り先のQRコードを読み込んで金額を指定すれば送信ができる。法定通貨側の指定はJPY(日本円)とUSD(米ドル)の二つ。なお、利用するビットコインキャッシュのアドレスは送受信毎にリフレッシュされる。利用は無料で、対応するのはiOSとAndroid。日本語と英語版がリリースされており、中国語などその他の言語も順次対応予定。

Yenom代表取締役の宇佐美峻氏の話では「まずはビットコインキャッシュを持っている人から受け取る、もしくはそれを誰かに送る」といった極めて限定的なシーンでの利用を考えており、その分、余計な機能や登録を排除して使いやすいものにした、ということだった。

現在も一部取引所のビットコインキャッシュアドレスには対応していないなどの問題もあるので、今後の市場におけるビットコインキャッシュの利用状況などをふまえ機能改善する予定だそうだ。

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