インドのフードデリバリスタートアップMilkbasket、シリーズAラウンドでBEENEXTなどから700万米ドルを調達

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Milkbasket_founding-team
Milkbasket 設立チーム

日用食品・雑貨のデリバリーサービスを手掛けるインド・グルグラム拠点のスタートアップ Milkbasket が、シリーズ A ラウンドで700万米ドルの資金を調達した。同ラウンドは Kalaari Capital がリードした。

その他、シンガポール拠点の BEENEXT、既存投資家の Unilever Ventures や Blume Ventures が参加した。

調達した資金は、サプライチェーンの効率性とラストマイル物流サービスのさらなるイノベーション、顧客体験の改善、他エリアへの進出に充てられるという。Milkbasket の共同設立者で CEO の Anant Goel 氏はこのように語った。

この資金のおかげで、弊社が非常に大切にしている3T(タレント、テクノロジー、テリトリー)、そして、何かと忙しいご家庭の皆様にとって最も利便性の高いフルフィルメントモデルを構築するというビジョンの達成に向けて、投資し続けることができます。

同社が集めた資金の総額は現時点で1,000万米ドルとなった。昨年8月、プレシリーズ A ラウンドで中国のベンチャーキャピタル Lenovo Capital and Incubator Group (LCIG)から資金を調達したと e27が独占的に報じている。それ以前の2016年3月と12月にも2つのラウンドが行われており、出資者として Empower Investment、Hofan Capital、Draphant、Peter Zou 氏(YeahMobi の CEO)、Vinay Bansal 氏(Wildcraft の元 CFO)、1mg の Vikas Chauhan 氏、Bain & Co の Deepak Jain 氏、そして Milkbasket の優良な顧客数人が参加していた。

同社は2015年初旬、インシアード(INSEAD)の卒業生である Anant Goel 氏が、友人の Ashish Goel 氏、 Anurag Jain 氏、Yatish Talvadia 氏とともに設立。すでにインドで普及している新聞や牛乳のサプライチェーンモデルと類似した、小規模、早朝、置き配型デリバリーを導入している。プレス声明によると、最初は牛乳や朝食用食品の配達サービスからスタートした同社だが、現在までにグルグラムの180以上の地域で4万世帯以上に商品を届けたという。

BeeNext の設立者である佐藤輝英氏は Milkbasket について以下のように語った。

弊社は Milkbasket が持つ3つの特性に感銘を受けました。それは、堅実なチームや素晴らしい実行力を持つ設立者、インドの現地習慣にピッタリと合ったユーザに優しいサービス、そして顧客とのタッチポイントの多さです。 Milkbasket はユーザ同士のコミュニティ意識を促進し、数年のうちにインドの日常習慣になっていくに違いありません。

【via e27】 @E27co

【原文】

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