中国の配車サービス最大手Didi(滴滴出行)、香港市場上場で時価総額が最大で800億米ドルに達する可能性

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Image credit: Didi Chuxing(滴滴出行)

中国の配車サービス最大手 Didi Chuxing(滴滴出行)は、もっとも早い場合で今年下半期に香港に上場すると噂されている、と TechNode(動点科技)が報じている

今年最も期待の高い IPO の一つになり得る可能性がある中で、Didi は他の種類の株式についても検討しているとされる。それは、中国のテック企業にインセンティブを与えるため、最近、香港証券取引所に導入されながらも、今のところは中国の規制当局によって許可されていない加重議決権株式を採用する可能性を排除していない。

Hong Kong Economic Times(香港経済日報)によれば、 Didi は IPO の準備にあたり、先月さまざまな投資銀行からコンサルテーションを模索し始めたとされる。同社はまた、潜在投資家も探していると報じられた。

Didi は日本のソフトバンクやアブダビ政府ファンド Mubadala Capital から40億米ドルの資金調達をした後、2017年12月には120億米ドルの手元資金を持ちながら、時価総額で500億米ドル以上の評価を受けていた。Wall Street Journal の報道によれば、今年実施される可能性のある Didi の IPO は、市場価格が700〜800億米ドルに達する可能性があると見積もられている。

Didi の事業内容は、配車サービス、AI、自動運転技術にまで拡大している。同社によれば、中国で4.5億人以上のユーザに交通サービスを提供している。2016年8月、Didi は当時最も同社が恐れる競合だった Uber China(優歩)を350億米ドルで買収した

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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