ゲームアクセサリ会社のRazer、マレーシアの電子決済プラットフォームMOL Globalの残り株式を6,100万米ドルで取得へ

by e27 e27 on 2018.5.4

Razer.png

シンガポールとアメリカに拠点を置くゲームアクセサリ会社 Razer が本日(4月23日)、マレーシアの電子決済会社 MOL Global(以下、MOL)の残りの株式を約6,100万米ドルで取得する意向を発表した。この発表は、MOL の株式34.9%を取得してからわずか1年足らずのことである。

全取得が完了次第、MOL は Razer の完全子会社となる。

なお、この合併を実現するには、MOL の株主から承認を受ける必要がある。

合併後、現在 Razer のバーチャル通貨である zGold の事業を MOL のバーチャル通貨 MOLPoints 事業と統合し、1つの企業で管理できるゲーマー向けバーチャル通貨プラットフォームを構築する予定だ。声明によると、これにより Razer ユーザに特化したエコシステムにおけるサービス拡大を加速させ、ゲーム会社やメディア会社は世界規模でゲームやコンテンツのさらなる収益化を1つのプラットフォームで実現できるようになるという。

Razer の共同設立者・CEO である Min-Liang Tan(陳民亮)氏は、以下のように語っている。

東南アジアは世界で最も GDP 成長率が高く、そして若者人口の割合が最も大きい地域の1つです。その中で、MOL Global はすでに東南アジア最大級となった電子決済ネットワークを運営しています。この事業統合は、弊社にとって限りなく大きいポテンシャルを持つ、エキサイティングな新ビジネスを示しているのです。

それに加え、MOL Global が17年以上かけて築き上げた先進的なテクノロジーや、コンテンツ、顧客、パートナーで形成された巨大ネットワークを活用することができるようになります。これにより、急成長を遂げる東南アジア市場を獲得でき、弊社の既存ビジネスの拡大が実現すると思います。

Tan 氏はそう付け加えた。

<関連記事>

MOL は新興国および先進国市場でオンライングッズやサービスを購入できる大手電子決済会社である。現金やオンライン支払いができる流通チャンネルを持つ広大なネットワークを提供することで、顧客とデジタルコンテンツプロバイダ、通信事業サービス会社、オンライン店舗を繋ぐ決済プラットフォームを運営している。同社の物流ネットワークは11の国と地域、約100万ヶ所から成っている。

また、モバイル決済チャンネルのほか、大手クレジットカードが使用可能で100行以上の銀行からオンラインバンキングができる電子流通チャンネルも完備。MOL が扱う商品・サービスには、オンライン上でゲームクレジットやデジタルコンテンツを購入する際に使用できる、バーチャル通貨を販売するオンライン少額決済システム「MOLPoints」、プリペイド式のモバイル通話サービスやデジタルコンテンツを販売するネットワーク「MOLReloads」、オンライン店舗に決済ソリューションを提供する「MOLPay」、様々なイベントでプレゼントできる「Gift Cards」、モバイルウォレット用アプリ「One2Pay」、そしてオンラインゲームポータル「MMOG.asia」がある。

一方、Razer は2005年に設立され、ソフトウェアプラットフォームには現在までに4,000万人を超えるユーザがいるという。Razer の商品には、IoT プラットフォーム「Razer Synapse」、RGB の独自照明技術システム「Razer Chroma」、 ゲーム最適化ツール・ゲームランチャー「Razer Cortex」がある。サービス部門では、2,500種類以上のゲームからバーチャルグッズやアイテムを購入できるゲーマー用バーチャル通貨「Razer zGold」を提供している。

【via e27】 @E27co

【原文】

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------