2008年に創業したソーシャルインフルエンスプラットフォームのKloutは、今月25日にクローズする予定だ。

サンフランシスコに拠点を置く同社は、これまでに約4000万ドルをいくつかの著名投資家より調達し、2014年にソーシャルカスタマーサービスのLithium Technologiesに2億ドル（報道額）で買収された。Lithiumはその後、Kloutをベースにするプロダクトで「ソーシャルメディアマーケティングにソーシャル性を再度持たせる」Reachをローンチした。

10日のLithiumによる発表内容によれば、KloutはLithiumの長期的な戦略と合致しないという。買収によって、AIと機械学習の能力を得られたことは確かだが、サービスそれ自体がどうだったかというと、それはまた別の問題だ。

Lithum のピーター・ヘスCEOは次のように述べる。

「Lithiumは、カスタマーエクスペリンスに違いをもたらすことを可能にするテクノロジーとサービスを提供することに注力しています。最近のLithium Messagingのローンチは、このミッションにフォーカスしていることを示すものです。Kloutの買収によって、重要な人工知能と機械学習の能力が得られましたが、Kloutという別個のサービスに関していえば私たちの長期的な戦略とは合致しませんでした」

最盛期には、Kloutのソーシャルランキングシステムは「Kloutスコア」として知られた。だが、人々に自分の「オンライン」または「ソーシャル」の評価を誇示するようにすすめるやり方は批判も浴びた。また、影響力を持つ人物の評価方法について正確な仕組みを提示していないと多くの人が主張していた。

多くの人は、ネット上の無数の人々が当時評価していたKloutも今では姿を消したものと感じている。今回のニュースは、それが公式になったということだ。

安らかにお眠りください、Klout。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
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