学習管理SNS「Studyplus」運営が5億円調達、教育機関向けプラットフォームも拡大中

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学習管理のソーシャルネットワーク「Studyplus」を運営するスタディプラスは5月9日、第三者割当増資の実施を公表した。引受先となったのはSpiral Ventures Japan、DBJキャピタル、アイ・マーキュリーキャピタルの3社で、調達した資金は総額約5億円。払込日は4月26日で出資比率などの詳細は非公開。

Studyplusは大学進学を目指す高校生中心の学習管理ソーシャルネットワーク。他の事業者が大学進学情報を中心に展開するのに対し、学習状況の進捗管理を通じて学生同士がコミュニケーションを取れるプラットフォームになっているのが特徴。

2012年3月の提供開始からこれまでにユーザーを積み上げ、現在は300万人が利用している。ビジネスモデルは広告で、同社代表取締役の廣瀬高志氏の説明では収益の95%が広告でまかなわれており、大学や予備校などが出稿クライアントになっているという話だった。

また、広告事業の展開以外にも教育事業者向けの学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を提供しており、すでに全国の学習塾や予備校など200校に導入が進んでいるそうだ。利用料金は学生1人につき月額750円で、利用した教育機関では生徒の学習時間が伸びるなどの効果があった。

現在の体制は30名ほどで、今回調達した資金でStudyplusのリニューアルや機能拡充を中心に、サービス開発の体制強化に使われる。

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