パートナーロボット「unibo(ユニボ)」開発のユニロボット、ニコンやみずほキャピタルからシリーズBラウンド調達

SHARE:
第8回明星和楽で展示されていた「unibo(ユニボ)」
Image credit: Masaru Ikeda

パートナーロボット「unibo(ユニボ)」を開発するユニロボットは7日、ニコンと SBI インベストメントが共同運用する Nikon-SBI Innovation Fund とみずほキャピタルからシリーズ B ラウンドで資金調達を実施したと発表した。調達額は不明だが、数億円程度とみられる。

これはユニロボットにとって、2016年12月〜2017年2月に実施した総額3.24億円の資金調達(シリーズ A ラウンドと推定される)に続くものだ。Nikon-SBI Innovation Fund からの調達は、前ラウンドに続く追加出資となる。

Image credit: Unirobot

ユニロボットは、2014年8月に設立。同社の開発した unibo は、クラウド上に構築された独自のパーソナル AI エンジン「コンダクターエンジン」を通じて、人との日常会話や感情をディープラーニングで学習し、質問を繰り返すことで個人の特性を記憶しデータベースを構築できる。

今回調達した資金を使って、ユニロボットでは unibo を広範囲(ホテル、病院、介護施設等)に導入を進め、コンダクターエンジンや新サービスの実用化に向けた技術開発を加速していくとしている。

Image credit: USEN-NEXT HOLDINGS

ユニロボットは2015年に、医療機関やホテル向けの管理システムへの連携を目的として、USEN グループのアルメックスと業務資本提携を締結。これを契機として先月開業した「変なホテル 浜松町」に unibo を納入した。

2016年3月には、富士通アクセラレータプログラム第2期のデモデイで最優秀賞を受賞。2017年4月に開催された、高齢者ヘルスケアに特化したスタートアップカンファレンス AGING2.0 TOKYO の GLOBAL STARTUP SEARCH では、「Innovation for Wellbeing賞」「オーディエンス賞」を受賞。2017年10月には、Fenox Venture Capital が主催する Startup World Cup で日本予選のファイナリストに選ばれている。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する