深層学習ソリューション開発のABEJA、シリーズCラウンドでVCや事業会社9社から約42.5億円を調達——海外展開と業界特化型SaaSの開発を強化

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ABEJA Platform Partner Ecosystem について説明する、ABEJA CEO/CTO 岡田陽介氏
(2016年11月、ドコモイノベーションビレッジで撮影)
Image credit: Masaru Ikeda

ディープラーニングを活用したソリューションを開発する ABEJA(アベジャ)は29日、シリーズ C ラウンドで総額約42億5,000万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、既存株主の PNB-INSPiRE Ethical Fund、NVIDIA、産業革新機構(INCJ)に加え、SBI インベストメント、ダイキン工業、TBS イノベーション・パートナーズ、トプコン、日本郵政キャピタル、武蔵精密工業の合計9社。

今回の調達を受けて、小売・流通業界を中心に100社約480店舗(2018年2月22日現在)以上に導入されている AI 包括プラットフォーム「ABEJA Platform」について ASEAN とアメリカにおける AI 運用システムの拠点整備、業界特化型 SaaS「ABEJA Insight」について対象業界拡充のための開発、研究開発や研究開発に紐づく知的財産活動の強化、深層学習領域の専門知識を有する人材獲得に注力するとしている。

ABEJA は2012年9月の創業。Orange Fab Asia 第1期のアクセラレーションプログラムを経て、これまでに、エンジェルラウンド、シードラウンドを経て、2014年にシリーズ A ラウンドでセールスフォースから数千万円、2016年7月8月にシリーズ B ラウンドで産業革新機構、アーキタイプ、インスパイア PNB パートナーズから合計7億円を調達している。今回のシリーズ C ラウンドでの調達を受けて、これまでの推定調達合計額は50億円を超えた。

Via PR Times

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