ブロックチェーン特化スタートアップアクセラレータのBlockchain Space、フィリピン拠点をローンチ

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インドネシア・ジャカルタにある Blockchain Space の一室

フィリピンに拠点を置く、ワークスペースを提供する Acceler8 by UnionSPACE と、フィンテック企業の SCI が本日(6月8日)、同国初となる Blockchain Space のローンチを発表した。

Blockchain Space は、インドネシアのブロックチェーン協会会長を務める Steven Suhadi 氏とUnionSPACE の CEO を務める Albert Goh 氏によって共同設立された。

Blockchain Space のフィリピンローンチに先立ち、同構想のもとコワーキングスペースが西ジャカルタにローンチされているが、今後もさらに同地域の拠点を増やしていく予定だ。

この構想が目指すのは、ネットワーク、セミナー、ワークショップ、講習会といった一連の共同イベントを通じて、東南アジア全域のフィンテック企業を引き合わせることだ。また業界内の企業に対し、コワーキングスペースの提供も行っている。

マカティ市内のローンチ先は、地域全体を対象とした Blockchain Space 構想の地方支部となる。

Blockchain Space フィリピンを率いる Peter Ing 氏はこのように語る。

私たちが目指しているのは、初心者レベルから上級者レベルのモジュール(短時間学習)を主催し、業界の拡大を図る構想の先頭に立つことです。資本金やネットワーク、および法的・技術的情報サービスへのアクセスを提供することで、コミュニティのメンバーには、東南アジア地域における成長につながるツールを身につけて頂きたいと思っています。

ワークスペースのチェーン店である Acceler8 by UnionSPACE は、オフィススペース、バーチャルオフィス、ミーティングルーム、イベントスペースといったビジネスソリューションを提供する。場所を提供するほかにも、東南アジア全域のパートナー、投資家、ベンチャーキャピタル企業と出会う機会もメンバーに提供している。

UnionSPACE 自体もインドネシア、マレーシア、タイに支店を展開しており、すでに同地域で4つの Blockchain Space を運営している。

プレス声明で、Acceler8の CEO を務める Mikko Barranda 氏は、 同構想を「刺激的な」プロジェクトと言及している。

2014年に設立された SCI は、同社サービス Rebit.ph を通じてユーザが海外に送金する際のコストを削減している。

フィリピン中央銀行から初の試みとなるライセンスを取得し、現在同社が提供する商品には、Buybitcoin.ph、Bitbit.cash、そして今後展開予定の仮想通貨取引サイト Citadax.comなどがある。

SCI の共同設立者兼 CEO である John Bailon 氏は、ブロックチェーン技術の可能性は、「継続的」な学習機会や推進があってこそ最大化できると確信している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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