商品公開から5分で完売、「古着女子」運営のyutoriが1点もの古着Eコマース「イチゴイチエ」を公開

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古着情報メディア「古着女子」を運営するyutoriは6月20日、同メディアがプロデュースする古着のコンセプトショップ「イチゴイチエ」のオープンを発表した。同Eコマースサイトは6月7日から公開されている。

同社が運営する「古着女子」は古着好きのためのInstagramアカウントを軸にしたメディア。アカウントのフォロワー数は11万9千、月間のいいね数は50万を超える。また、Instagram上のコンテンツ配信以外にもコミュニティイベント「古着フェス!」などを開催している。

今回オープンしたイチゴイチエは、プロデューサーが選んだ1点ものの古着を販売するサイト。毎週十数着が新しく公開される。在庫1点のみの古着を取り扱うため、完売後はサイト上から商品が削除される仕組みだ。梱包も同社で実施しており、古着の販売だけでなく購入体験に力を入れているのが特徴だ。

毎週十数着しか公開しない理由を同社代表取締役の片石貴展氏は下記のように話す。

「在庫自体はあるので、現段階でも物理的に数を出して販売していくということは可能ではあります。しかし、古着という1点物との出会いをユーザーに色濃く感じてもらうため、洋服に出会って自宅に届くまでの設計を1点ずつ実施し、厳選できたものだけを公開する形にしています」(片石氏)。

同サイトの公開初日には、即日で12着のアイテムが完売となり、翌週の販売では開始から5分で同数が完売という結果になった。「イチゴイチエ」「古着女子」のInstagramアカウントからの流入が多数を占める。

同社は今後、メディアおよびEコマース機能を持つ自社プラットフォームの公開を7月をメドに目指している。

同社は2018年5月に赤坂優氏、佐々木翔平氏、佐藤裕介氏を引受先とした資金調達の実施を発表。6月26日には、法人形態を合同会社から株式会社に改組する予定だ。

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