クルーズが投資事業本腰、25歳の笠井レオ氏が代表「Sevenwoods Investment」設立【追記あり】

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Sevenwoods Investment代表取締役兼、代表パートナーの笠井レオ氏(著者撮影/2018年)

総合インターネット事業を手がけるクルーズは6月5日、ベンチャーキャピタル事業を手がける100%子会社、Sevenwoods Investment(以下、SwI)の設立を発表した。同社の代表にはIF Angelの代表パートナーを務めた笠井レオ氏が就任する。なお、SwIは株式会社の傘下に投資事業組合をぶら下げる形で投資事業を実施する。

笠井氏も同社の株式会社としての代表取締役を務めつつ、ファンド運用については「Reo Asset Management 1号投資事業有限責任組合」の代表パートナーとして投資実行にあたる。また、同様のスキームで馬場嵜聡氏が「Blackswan Capital 1号投資事業有限責任組合」の代表パートナーとして同社の投資事業に参加することになる。

これらはクルーズが発表したグループ経営戦略「CROOZ永久進化構想」の一環で、今後もそれぞれ代表と戦略の異なる投資事業組合を立ち上げ、投資事業をグループ内における中核事業の一つに成長させることを狙う。

笠井氏は2012年に学生起業で「Prosbee」を創業。ベンチャーキャピタル主催のアクセラレーションプログラムなどを経て、2014年からインキュベイトファンドのアソシエイトとして投資事業に携わった。22歳だった2015年10月には最年少で代表パートナーを務めるIF Angel」を立ち上げている。

本件については笠井氏にコメントを求めているので回答あり次第追記する。

笠井氏から回答が届いたので追記する。まず、ファンドサイズについてはクルーズ以外の外部企業から集める資金も含め、SwI全体で20億円ほどのサイズを予定しているそうだ。

また、投資する一件あたりの金額は、SwI配下になるファンド(投資事業組合)によってポリシーなどが異なるという説明で、笠井氏が代表パートナーを務めるファンドについては若手起業家に特化、1000万円から3000万円程度の出資を検討している。また、クルーズグループへの参加については、2016年10月に100%子会社となったCandleの金靖征代表がきっかけで実現したという話だった。

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