「ツール屋じゃなく、事業者とユーザーを繋ぐ存在に」ーー予約システムの「Coubic」が習い事領域特化の会員管理システムを提供開始

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同社代表取締役の倉岡寛氏/同社提供

予約管理システム「Coubic(クービック)」は7月12日、スポーツスクールやレッスン、学習塾などに特化したクラウド型会員管理システムの提供開始を発表した。

2014年10月にローンチされた同サービスは、ビューティーサロンや習い事など複数業態に対応した予約管理システム。予約の受付から顧客管理、決済までを導入事業者は同プラットフォーム内で完結させることができる。2018年6月には、サービスを受け付けているビジネスオーナーとユーザーを結ぶモバイルアプリの提供も開始した

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今回公開されたクラウド型会員管理システムは、既存の予約システム「Coubic」と自動連携する形をとる。同システムでは、主に習い事領域のビジネスオーナー向けの出欠確認やレッスンの振替管理といった機能の利用が可能だ。

会員管理システムの提供開始理由について、同社代表取締役の倉岡寛氏は次のように語る。

「これまでビジネスオーナーさんたちと向き合い、予約管理システムのサービス充実をしてきました。しかし最終的に目指しているところは『ツール屋さん』ではなく、ビジネスオーナーとユーザーのコミュニケーションを活性化させるプラットフォームの構築です。そういった意味で、事業領域を絞ってエンドユーザーに便利な機能という部分に関しても価値提供を決めました」(倉岡氏)。

現在、Coubicの登録事業者数は6万を超える。その中でもスポーツや塾など習い事領域のビジネスオーナーが約35%を占めるそうだ。スモールビジネスが主流で、オーナーが直接レッスンの指導者である場合も多いため、「集客や会員管理に課題を抱える人も多い」と倉岡氏は話す。

同社は同サービス以外にも、サロン予約プラットフォームの「Popcorn」を提供しているが、今後はこのような知見を活かし、ユーザーへおすすめの習い事を紹介することも検討中だ。

今後はビジネスオーナー向けだけでなく、エンドユーザー向けの施策も実施していく方針。すぐに欠席依頼や振替予約ができて、お得な情報もキャッチアップできるような機能の追加も予定している。「ビジネスオーナーとエンドユーザーを繋ぐ存在でありたい」(倉岡氏)という世界観の実現を目指す。

 

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