若手投資家グループ「Sprint」が注目する国内外スタートアップと分野「その理由」

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2018.7.26

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以前にも取り上げた若手投資家グループのSprintが8月5日、同世代の起業家を集めた勉強会を開催するそうだ。3回目となる今回はVCやエンジェルと共に半日間のメンタリングデーとして実施する。

参加するのは発起人のプライマルキャピタル佐々木浩史氏やTLMの木暮圭佑氏ら若手投資家8名。エンジェルとしてマイナースタジオの石田健氏とクラウドワークスの成田修造氏が参加しているのが個人的にアツい。彼らの創業ストーリーはここに書いたことがある。

スタートアップの世界に年齢は関係ない。一方で同じ目線でモノを語り合える同志のような存在はやはり同じ世代の方が都合がいい。私も取材先が若くなれば、彼らと同じ視点を持っている別のメンバーにお願いしている。

さて、ひとつ気になることがある。それはこの活動を主催するSprint、そしてそこで活動している若手の投資家たちはどういう世界観に興味を持っているのだろうか?

ということで本稿では主催する佐々木氏と小暮氏に加えてイーストベンチャーズで活躍している金子剛士氏に注目する国内外スタートアップとその理由について聞くことにした。(太字の質問は全て筆者、文中敬称略)

Sprintとして注目している分野は

金子:世の中には絞りきれないほど素晴らしい取り組みがありますが、特に私たちが注目しているのはクリエイター支援やマッチング、クラウドファンディング、コミュニティスペースの分野ですね。

具体的な理由と企業を挙げてほしい

佐々木:「AngelList」はシンジケート開始(2013年)やProduct Hunt買収(2016年)をしていたり、「creww」は人や大企業とのマッチングだけでなくコワーキングスペースを提供していたりと、根底にある「起業家と投資家のマッチング」にとどまらずスタートアップが飛躍していくエコシステムとして成長しています。

確かにCrewwは国内でAngelList的なポジションを狙っていると聞く。彼らもまたコワーキングスペース事業を開始している

木暮:コワーキングスペースも東京だけでなく、地方などにも増えていますよね。例えば国内展開も始まった「wework」や女性特化の「SHEworks」のように、従来の場所貸しだけでなく、入居している人へキャリア相談やナレッジの共有、人の紹介等リアルの場を超えた、よりコミュニティとして進化をしている部分は注目しています。

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企業とは異なる環境で若手が人の繋がりを作ったり、知識の共有をすることで新しいビジネスが生まれるチャンスにつながると

金子:サービスやプロダクト、作品を次々と産み、育てられるようなクリエイティブな分野、企業にも注目しています。例えば「Progate」や「Patoreon」では、ユーザーの中から若くして素晴らしいサービスを作る起業家や、偉大なクリエイターが産まれるのではないかと考えています。

一方でこういう人たちを支援する際、エクイティ(株式)やデット(融資)だけではマッチしない事業も生まれるのではないか

金子:なのでクラウドファンディングにも期待しています。kickstarterや国内のCAMPFIRE、makuakeなど、個人、法人問わず資金調達の手法が多様化する中で、改めてそのルーツとも言えるこのモデルは当初の購入型や寄付型だけでなく、その形態にも選択肢が増えているので、更に多くのチャレンジが産まれる場になるのではないでしょうか。

progate.png

 

ベンチャーキャピタリストとして注目している同業の動きは

木暮:もちろんベンチャーキャピタルも進化があります。自分たちがリーチできない人への資金提供として新興VCにLPとして出資するファンドが現れていたり、アメリカでも学生に固定の金額を投資をする「Dorm Room Fund」等があり、より多様な起業家への資金提供方法が開発されていますね。

イベント頑張ってください。ありがとうございました。

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